2021-22シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのサー・マット・バスビー年間最優秀選手を選出する投票はまだ続行中だが、土曜日の結果発表まで、残り時間は少なくなってきている。
公式な確認によると、ここまででサポーターから最も多くの候補を獲得しているのは、アルファベット順に、ダビド・デ・ヘア、フレッジ、クリスティアーノ・ロナウドの3選手だ。
過去に4度、この歴史的なクラブ賞を受賞しているデ・ヘアは、個人レベルでも素晴らしいシーズンを過ごしたから、前人未到の5度目の受賞を果たすのではないかと期待されている。
フレッジは、マット・バスビー卿の名を冠したこの賞の新たな受賞者となる可能性がある。今シーズンが、彼にとってユナイテッドでのこれまでで最高のシーズンだったことが評価されることになる。
ロナウドは、この年間最優秀選手賞のトロフィーをすでに３度手にしている。彼も４つ目を加えたいと望んでいることだろう。
まだ投票していない方は、土曜日の締め切りの前に、ぜひ投票しよう！
エディターのチョイスは？
ユナイテッドの3人のライターが、それぞれの投票理由について解説した。
ダビド・デ・ヘア
ポール・デイビス（ユナイテッド・レビュー編集部）：「このカテゴリーが、今シーズン、スタンドに座っているときに最も興奮を与えてくれた選手、ということであれば、ジェイドン・サンチョだろう。順応するまでに時間はかかったが、シーズン後半はかなり良くなった。彼のドリブルは時にものすごく魅力的だし、今後の活躍を期待させるには十分だった」。
「しかしこれは将来性の話ではない。なので、私の2021-22シーズンのユナイテッドのベスト選手は、スペイン人ゴールキーパーだ。サー・マット・バスビー年間最優秀選手賞を4度受賞しているデ・ヘアは、今シーズン、最高のシュートストップを披露して、何度もマン・オブ・ザ・マッチ級のパフォーマンスを見せてくれた。8月にモリニューで1-0で勝利したウルヴズ戦での見事なダブルセーブ、そしてその1ヶ月後のウェストハム戦でのマーク・ノーブルからのロスタイムのPKストップがその流れを決定づけた。しかし、これらは我らがNo.1GKが今シーズン中に見せてくれたセーブショーの最初のクリップに過ぎない。サー・マット・バスビー卿の5つ目の銅像は、果たして彼のもとへと渡ろうとしているかって？誰もそれに反対はできないはずだ」。
フレッジ
スティーヴ・バートラム（特集記事エディター）：「間違いなく、今シーズンはオールド・トラッフォードでの彼のこれまでのベストシーズンであり、フレッジは中盤の重要な構成役としての地位を確立した。このブラジリアンは、守備で持ち前のエネルギーを提供する一方で、フィールドの反対側でも影響力を高めている。入団後最初の3シーズンで計11ゴールをマークしたフレッジは、今回、その3シーズンの合計にほぼ匹敵する4ゴール、6アシストを記録した。リーズとの、ホーム、アウェー両戦での彼の活躍は長く記憶に残るものだし、クリスタル・パレス戦やレスター・シティー戦でも重要な場面でゴールを決めている。イングランドで足場を固めたフレッジのプレーは、2021-22シーズン、次のレベルに到達し、その絶え間ない努力は、彼がシーズンを振り返って胸を張れるものであったことを意味している」。
クリスティアーノ・ロナウド
イアン・マクリーシュ （編集長）：「感傷的なセレクションではあるが、その裏付けとなるスタッツはある。ユナイテッドのシャツを着たロニーを再び見られることを期待していたユナイテッドファンはいなかったことだろう。しかし、9月のニューカッスル戦で我々は、2009年に後にした場所に彼が舞い戻り、期待に満ちた観客の前で走り出した姿を、この目で見ることになった。あの瞬間を演出しただけでも、彼はマン・オブ・ザ・シーズンを受賞するだけの説得力のある根拠を与えてくれている」。
「厳しいシーズンではあったが、我らが背番号７番の活躍は、特別なものだった。このクラブでのハットトリック回数を３倍にし、チャンピオンズリーグのビジャレアル戦とアタランタ戦では、試合終了間際に奇跡を演出してくれた。そしてホームでのアーセナル戦で勝利を呼び込んだパフォーマンスなど、数え上げればきりがない」。
土曜日の投票締切までに、ぜひ投票しよう。