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クラブが今後の目標を設定

エグゼクティブ・コウチェアマンのジョエル・グレイザーは、金曜日にクラブのファンフォーラムに出席。

会合では、ファン代表への挨拶の中で、ジョエルがクラブのビジョンを語り、オールド・トラッフォードとトレーニング・グラウンドへの投資の意図を述べた。

「クラブの目標を達成するために、アカデミーや移籍市場への投資を続け、監督をサポートしていきたいと思います」

「クラブとしては、ここ数年、現代のフットボール環境に適応するため、膨大なグローバルスカウティングネットワークを更新し、さらに発展させるために、多くの時間と資源を費やしてきました。これは、今後、長期的な成功を収めるための基盤となるべきプロジェクトです」

「さらに、皆さんもご存知のように、私たちはクラブの伝統と価値観に沿って女子チームの成長と発展にも力を入れており、そのプロセスを継続することを約束します」

「オールド・トラッフォードはマンチェスター・ユナイテッドの中心地であり、過去10年間で1億ポンド以上をインフラ・プロジェクトに費やしてきましたが、これからはスタジアムへのより大規模な投資とアップグレードを計画するプロセスを加速させます...ご安心ください」

「また、トレーニンググラウンドについても同様です。 予備的な計画はすでに進行中で、我々の施設をさらに強化し、ワールドクラスであり続けるため多額の資金が用意されています」

金曜のファンフォーラムで語ったジョエル・グレイザー(写真右)

ファンの代表権を強化し、クラブの中心となるファンの役割を強化するための提案が説明された。MUSTとファンフォーラムでさらに詳細を検討することになっている内容は以下の通り。

- クラブの上級幹部やオーナーと協議するためのファン諮問委員会の設立。

- この委員会は、ファンフォーラムと主要なファングループの代表者で構成され、ファンの視点がクラブの意思決定プロセスに確実に組み込まれるようにする。 

- クラブは、グレイザー・ファミリーが所有する株式と同じ議決権を持つ新しい種類の株式を含む、相互に有益なファン・シェア・スキームを特定することを目的として、MUSTとの直接対話を開始。これにより、サポーターの皆様が有意義なオーナーシップを築き、クラブとの新たなパートナーシップの精神を生み出すことが可能に。

また、ジョエルは、クラブの自立モデルについても言及した。

「私たちは、このクラブが常に成功し、トロフィーを獲得することを望んでいます。トロフィーを獲得するためには、多額の投資が必要です。クラブの商業的成長は、最終的にその投資を持続的に支える収益をもたらしました。 このようなアプローチにより、過去5年間、世界のフットボール界で最も多くの移籍金を獲得し、最も高い賃金水準を維持してきました。また、商業ビジネスの直接的な成果として、すべてのファンにとって手頃なチケット価格を維持しており、10年以上にわたってシーズンチケットの値上げを行っていません。これは、クラブとして非常に誇りに思っている部分です」

会議後、ジョエル・グレイザーは次のように述べた。

「ファンフォーラムに参加して、サポーターの皆様のご意見やご質問に耳を傾け、私たちが共に活動する方法を改善するためのアイデアを共有できたことを嬉しく思います」

「オーナーとして、私たちはファンの皆様とまったく同じもの、つまり成功したチームと強いクラブを望んでおり、その目標を達成するためにパートナーシップを築いていきたいと考えています」

「ファンはマンチェスター・ユナイテッドの活力の源であり、個人として、ファン諮問委員会やファン・シェア・スキームの設立を通じて、ファンの発言力を強化することを約束します」

「クラブは、何ヶ月も前からファン・シェア・スキームに関してMUSTと協議しており、すでに選択肢について外部の法律事務所にアドバイスを求めています。今後は、新シーズン開始前に計画に合意することを目指して、話し合いを深めていきます」