マンチェスター・ユナイテッドのオーレ・グンナー・スールシャール監督は、ボクシングデー(12月26日)のニューカッスル戦にポール・ポグバを先発させる可能性があると示唆した。
ポグバはワトフォード戦の後半戦に出場し、実戦復帰を果たした。彼の先発イレブン復帰は、ホーネッツに残念な敗戦を喫したユナイテッドにとって力強い後押しだ。指揮官も「彼の復帰は素晴らしいこと」と力をこめた。
ワールドカップ王者であるポグバが中盤にもたらすクリエイティビティや影響力は、とりわけ引いて守るチームとの対戦では大きな突破力になる。それは今季のユナイテッドにとっての課題でもある。
「まずはこの試合(ワトフォード戦)の後でのコンディションをみたい」と日曜の試合のあと話したスールシャール。
「ポグバは途中から出場し、非常に良いプレーをしてくれた。チームにとっては大きなプラスだ。(ニューカッスル戦では)先発できるかもしれない。彼がいることで、チーム全体のクオリティーも向上する。
彼はどのポジションでもプレーできる。彼は守備的MFであり、ボックス・トゥ・ボックスプレーヤーだ。深めの位置から長いパスを供給できる。あるいはワトフォード戦でのように高めの位置でもプレー可能だ。アントニー(マルシャル)とマーカス(ラッシュフォード)との絡みから、何度か良いチャンスを作った。
それがポールがいることの強みだ。彼は世界最高のオールラウンドMFだよ。どんな役割でもこなすことができる。彼を下り目の位置で起用すると、「もっと高い位置で使うべきだった」という人がいる。しかし高めの位置で使えば「より深い位置でやらせるべきだった」と言われる。彼についてはそんな議論が絶えず起こるんだ。いずれにしても、彼の復帰は素晴らしいことだ」
ディオゴ・ダロトも、金曜の夜に行われたU-19チームのACミランとの親善試合で復帰した。エリック・バイリーとティム・フォス=メンサーはまだフィットネス回復の最中だ。マルコス・ロホは11月のパルチザン・ベオグラード戦以来、欠場が続いている。
ニューカッスル側では、ポール・ダメットの出場は微妙。「彼は大腿部を負傷している。様子を見たい」とマグパイスの指揮官で、元レッズのスティーブ・ブルースは話している。
ジャマール・ラスセルズ、マット・リッチー、キ・ソンヨン、アラン・サン・マキシミンは揃って欠場の予定。セント・ジェームズパークでの対戦では、マッティ・ロングスタッフのゴールによりニューカッスルが1-0でユナイテッドに勝利している。
「ニューカッスルに勝つのは容易ではない」と話したスールシャール。
「しっかりボールを保持できる展開を期待している。(シーズン序盤の対戦では)70%以上もボールをキープしながら負けたからね」