マンチェスター・ユナイテッドは、後半の危機を乗り越え、エランド・ロードで4-2の勝利を収めた。
ユナイテッドは前半終了までにハリー・マグワイアとブルーノ・フェルナンデスのゴールで2点のリードを奪ったが、後半に入るとリーズの反撃に苦しめられた。
ロドリゴとラフィーニャに短い時間に続けてゴールを決められて同点とされたが、フレッジとアンソニー・エランガのゴールで勝ち点3を獲得した。
前半 - ユナイテッドが2点リード
前半5分、最初のチャンスを作ったのはホームのリーズ。5分にマテウシュ・クリヒがジャック・ハリソンを見つけてボールを通すも、ダビド・デ・ヘアを慌てさせるには至らない。
今度はユナイテッドが攻撃の形を作り、ポール・ポグバが右サイドから前に出てシュートを放つが、メリエに対応される。
その後、アダム・フォーショーがデ・へアを悩ませたが、ホームチームの4番のシュートはユナイテッド正GKが弾き返す。
30分前には、ポグバが左サイドからクリスチアーノ・ロナウドに絶妙なクロスを入れるも、ゴールライン寸前でメリエがボールを回収。
さらにフェルナンデスがエリアの端からシュートを放ち、ホワイツのストッパーを試したが、21歳のストッパーはシュートを押し出し続ける。
このプレーで得たコーナーキックをショーが放ち、コレをマグワイアが見事に合わせて今季2点目。そしてユナイテッドにとっても今シーズン初のコーナーキックからのゴールで先制に成功する。
ハーフタイムのホイッスルが吹かれる前、ユナイテッドはリードを広げる。
ヨークシャーの雨の中、副審が6分間の追加タイムを宣告。これはロビン・コッホが頭を負傷したため、その治療のために中断された時間を考慮してのものだった。
そして迎えた後半のアディショナルタイム、ビクトル・リンデロフがためてサンチョにパス。サンチョが上げたクロスをフェルナンデスが押し込み、2-0で前半を終えた。
後半 - 危機を乗り越える
後半開始早々、サンチョは巧みなビルドアップの恩恵を受けたが、エリア内からのシュートはメリエに簡単に止められてしまった。
後半開始からわずか7分、ブラジル人FWのロドリゴが前に出て、デ・へアをかわしてクロスを上げると、これがゴールに。
そのわずか60秒後、リーズが同点に追いつく。ダニエル・ジェームズがアーロン・ワン・ビサカを破り、6ヤードエリア内で交代出場のラフィーニャにクロス。この機を逃さなかったリーズの同点ゴールを決めた。ユナイテッドは、リーズの2点目のビルドアップ時にフェルナンデスに対するファウルがあったと主張したが、認められなかった。
嫌な雰囲気で試合が進み、残り20分、ポグバに代わって投入されたフレッジの一撃により、ユナイテッドが再びリードを奪う。
サンチョとの巧みなワンツーから左足で強烈なシュートを放ち、フレッジが勝ち越しゴール。
リーズのビエルサ監督は3点目を奪われても再びチームを前進させようと試み、10代がのジョー・ゲルハートがデ・ヘアにシュートも、再びファインセーブで阻止。
その後リーズはさらに攻勢を強めたが、ユナイテッドはエランガの今季2点目で勝負を決めた。
フェルナンデスの巧みなパスに反応したエランガの得点で勝負あり。ユナイテッドは、これでアウェイ7試合無敗としている。
試合情報
リーズ:メリエ;アイリング、ジョレンテ(47分にゲルハートと交代)、ストライク、ダラス;コッホ(31分にフィルポと交代)、フォーショー;ジェームズ、クリチ、ハリソン(46分にラフィーニャと交代)、ロドリゴ
出場機会のなかったサブ:クラーソン、ロバーツ、ベイト、クレスウェル、シャクルトン、ケネエ
得点:ロドリゴ (53分), ラフィーニャ (54分)
イエローカード:ストライク、アイリング、フォーショー、ラフィーニャ、フィルポ、クリヒ
ユナイテッド:デ・へア;ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー;ポグバ(66分にフレッジと交代)、マクトミネイ;リンガード(66分にエランガと交代)、フェルナンデス、サンチョ;ロナウド(84分にヴァランヌと交代)
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、マタ、ラッシュフォード、ダロト、テレス、マティッチ
得点:マグワイア(34分)、フェルナンデス(45+5分)、フレッジ(70分)、エランガ(89分)
イエローカード:ロナウド、マクトミネイ、ショー