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ラングニック「エランガを手本にしてほしい」

ラルフ・ラングニックは、アトレティコ・マドリーとのチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦で、マンチェスター・ユナイテッドの選手たちが粘り強く戦って重要なドローを獲得したことに満足している。

ワンダ・メトロポリターノでの対戦では、ジョアン・フェリックスに先制点を許したが、アンソニー・エランガの後半の一撃で同点に返した。3月15日にオールド・トラッフォードで行われる第2戦は、緊迫した対戦となることだろう。

ここでは、ラングニックがBT Sportに語った試合後のインタビューをお届けるする。

後半戦は改善が見られた

「私が救ったかどうかはわからないが、前半のあのパフォーマンスの後では、良くなるしかありえない。(前半戦での)我々のプレーは、いまだに信じられない。プレーに迷いがあり、ボールに対する激しさも十分でなかった。それが前半戦で我々が苦戦した理由だ。後半戦はずっと良くなって、大事なところでポゼッションを得ることができていたし、あと10分あれば勝てたかもしれない。繰り返しになるが、我々はあのような前半戦よりも良いプレーをする必要がある。前半のパフォーマンスには非常にがっかりしている」。

前半の失態について

「(前半は)ボールを持つことに対して不安げだった。ボールを持っているときにリスクを冒さず、自陣でプレーしていただけで、深追いもせず、フィジカル的な激しさもなかった。アトレティコのようなチームに対して、早い時間帯にゴールを許せば難しい展開になる。ただ、あのゴールを防ぐのは難しかった。ニアポストを狙った見事なクロスで、あれを守るのは難しい。しかし我々はもっとアグレッシブにならなければならないし、ボールに対してもっと確信を持ってプレーしなければならない。ここ数週間の試合でやっていたように、アトレティコのようなチームに対しても、もっと深い位置から仕掛けることが必要なのだ。まさに我々のゴールシーンのようにね。アンソニー・エランガの深い位置からの走りと素晴らしいパスがあったからこそ、ゴールを決めることができた。ピッチの中央付近でボールを奪った。これが我々が彼らに対してやらねばならない戦い方だ」。

ジョアン・フェリックスが開始7分で先制ゴール

エランガのインパクト

「彼は夢が叶った、とでもいうようにプレーしている。彼のプレーを見ていると楽しくなるよ。その点で、他の何人かの選手にも、彼をお手本にしてほしいと思う。彼がやっていることがすべて正しいから、というのではなく、彼がピッチ上で楽しんでいるからだ。そしてそれがすべてなのだ。サッカーは重要なスポーツで、サポーターやメディアにとってそれはなおさらだが、それでも球技であるのだから、ピッチの上で自分たちが楽しまなければならない。数週間後に彼らと再戦するときには、そのようにプレーできることを願っている」。

ビクトル・リンデロフは右サイドバックで起用された

リンデロフが右サイドバックを務めた理由

「リンデロフは、空中戦、セットプレー、フリーキックなど、攻守両方で使えると思っていた。それに3人のセンターバックはみ��コンディションが良かった。あの試合では、センターバックを3人使うシステムも考えていたが、7分後にリードを奪われたことでそのプランを変更した。もちろん、あれが彼のベストポジションではないことはわかっていたし、試合終盤の30分にアーロン(ワン・ビサカ)とアレックス(テレス)がピッチに立ったときにもそれは明確だった。我々はよりボールを持てるようになっていたからね。サイドからの攻撃アクションや、ウィングからのアシストのチャンスも増えた。必要に応じて5バックに変更することもオプションのひとつだったが、さきほども言ったように、失点してしまったことで、それは困難になった」。

後半戦にインパクトを与えたアレックス・テレス

第2戦に向けて

「そうだね、後半は良いプレーができる瞬間がかなりあったと思うが、(第2戦)はまた違った展開の試合になるだろう。75,000人のホームサポーターの前でプレーすることで、前半よりももっと確信を持ってプレーできるのではないだろうか」。

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