マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていた頃、MFアンデル・エレーラは、「ハードワーク」の代名詞のような存在だった。
とりわけ2017年にチェルシーのアタッカー、エデン・アザールを巧みに封じ込めたことでは、大きな評価を得た。当時のユナイテッドのボス、ジョゼ・モウリーニョは、エレーラにこのベルギーの俊足ストライカーへのタイトなマンマークを課していたのだ。
ManUtd.comとユナイテッド公式アプリで視聴できる UTD ポッドキャストでは、アンデルが監督から課せられた役割に献身的に向き合った経験について語ってくれている。
「当時アザールはリーグのベストプレーヤーで、スタッツも何もかもがトップだった」と語り出したアンデル。
「チェルシーも絶好調だった。そしてモウリーニョは、彼を止めるのは僕だと決めていたんだ」。
「試合の2日前に、僕はこう言ったよ。『ベストを尽くします。彼のことは、たとえトイレまででもついていきます』ってね」。
試合は2-0でユナイテッドが勝利した。エレーラはアザールを抑えこんだだけでなく、1ゴール1アシストと勝利に大きく貢献した。当然ながら、エレーラはこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
しかしいかに自分のパフォーマンスが評価されても、アンデルは、自分はチームプレーヤーであり、これからもそうあり続けると、力を込めた。
「あの試合では僕は守備的な役割を担っていたのに、アシストして、ゴールも決めることになった。一方でアザールはあまりそういった活躍はできなかった。なんだか面白い展開になったよ」。
「僕はチームプレーヤーだ。だからいつでもチームの助けになるつもりで臨んでいる。モウリーニョから託されたことを、僕はまっとうした。もし明日、ここビルバオで同じことをしなければならないなら、僕はまたやるよ」。
「チーム、監督、そしてチームメイトを助けるために、自分の手でできることはすべてやったという気持ちで、僕は自分のキャリアを終えたいんだ」。
エレーラのエピソードは、UTDポッドキャストで、音声と動画の両方で公開されている。
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