オナナ「この偉大なクラブでは勝たないといけない」

昨夏、インテルナツィオナーレから加入した28歳のオナナは、1年目の開幕から数ヶ月の間、苦しんだ。

しかし、特に年が明けてから、チームとして安定しないシーズンの中で、オナナはユナイテッドで最も安定した選手の一人として頭角を現した。

エヴァートン戦でクリーンシートを達成したほか、4-3で勝利したリヴァプール戦、1-1で引き分けたブレントフォード戦、そして不本意だったマンチェスター・ダービーでも力強いプレーを見せた。

アンドレは最近、クラブメディアのマーク・サリヴァンとのインタビューに応じ、移籍後初の個人賞を振り返り、シーズン序盤の不安定な状況にもかかわらず声援を送り続けてくれたユナイテッドファンに感謝の意を表した。

「ファンのみんながいてくれると思えると嬉しい。特に、タフなシーズンの後はね。本当に難しいシーズンになっているから。今回のような賞、ファンのみんなが選んでくれて頂ける賞は嬉しいものだよ」

「チームメートやコーチたちとともに、みんなに見えないところでのハードワーク、多くの時間を費やしてきた結果でもある。一人では達成できない。でも、力を合わせれば、もっと強くなれる」

今季は残念な形になっているものの、オナナは2023-24シーズンをポジティブな形で終えられると信じている。コヴェントリーとのFAカップ準決勝は、ユナイテッドにとって重要なタイトル獲得に一歩近づく大きなチャンスだ。

ウェンブリーでプレーするスリルについて聞かれると、彼は「とてもエキサイティングだよ」と答えた。

「でも、いつも言っているように、この偉大なクラブでプレーする以上、勝たなければならない。もちろん準決勝だから、勝つために行くんだ」

「とてもいい相手だし、この試合はタフなものになる。それでも僕たちはマンチェスター・ユナイテッドなわけで、しっかり準備して臨まないといけない」

エリック・テン・ハフ監督が就任して1年目の昨季、ユナイテッドは2つの主要なカップ戦決勝に進出した。アンドレもまた、インテルでチャンピオンズリーグ決勝まで勝ち進んだ。

今シーズンのFAカップで昨季より一つ上の結果を残すため、幸せで、自信に満ちたアンドレの貢献が期待されている。最新インタビューからも、彼のやる気が感じられる。

「マンチェスター？ いい街だよ。みんないい人たちだしね。歓迎されていると感じるよ。もちろん、昨シーズンはミラノにいたし、その前のシーズンはアムステルダムにいた。チームと一緒に大きなことを成し遂げてきたけれど、僕は今、ここで幸せ」

アンドレのインタビューは上部の動画から視聴できる。ユナイテッドの選手としての人生、他のゴールキーパーたちとの関係、そしてフットボールを離れた生活などについて語っている。