エランガ「忘れられない1日」
マンチェスター・ユナイテッドが2-1で勝利したウルヴズ戦でゴールを決め、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたアンソニー・エランガは「忘れられない」と表現し、シーズンが終わって欲しくないと語った。
このスウェーデン出身のウィンガーは、先週、ホームでのレスター・シティ戦でファーストチームデビュー。モリニューでは力強いヘディングシュートで先制点をもたらした。
試合後、MUTVのスチュワート・ガードナーとのインタビューに応じたエランガは、初ゴールに興奮したまま、こう述べた。
「デビューした実感がまだない」
「今日ゴールを決めたことも、まだ実感がない。幼い頃から応援してきたクラブの一員としてプレミアリーグの舞台に立つことができて最高の気分。本当に幸せだよ」
ウルヴズ戦で出場機会を与えられたアカデミー出身はエランガだけではなかった。19歳のエランガに加え、ショラ・ショレティれ、ハンニバル、ウィル・フィッシュが試合終盤に加わり、若手中心のチームが勝利を収めた。
「クラブにとって誇らしい日」とエランガは語った。
「今シーズンはU-23で一緒にプレーしていて、プレミアリーグの最終戦で一緒にプレーできるなんて信じられない」
「今日は素晴らしい日。デビュー戦も、このゴールも決して忘れないよ!」
エランガはゴール前にも何度かチャンスがあり、その動きでウルブズを苦しめ、そのペースでバックラインから常に注目されていた。
スピードに定評のあるアダマ・トラオレがいたにもかかわらず、エランガはピッチ上で最も速いスピード(34.95km/h)を記録し、24回のスプリントは試合最多だった。
エランガは「クラブで決めた初めてのヘディングシュートだと思う」と笑った。
「大きなケガから復帰したんだ。このシーズンを終わらせたくない。今の自分があるのは、本当に一生懸命努力してきたから。これからも努力を続けて、自分のサッカーで勝負していかないといけない」
エランガはU-23でシーズン前半を素晴らしい成績で終えたが、2021年に入ってから怪我を負い、しばらくトップチームでの練習に参加できなかった。ニール・ウッドのチームでは、プレミアリーグ2部で16試合に出場して9ゴールを挙げ、圧倒的なパフォーマンスを見せていたため、ファーストチーム昇格は時間の問題だった。
カメルーン出身フットボール選手ジョセフ・エランガの息子であるアンソニーは、10代でスウェーデンからマンチェスターに移り住み、すぐにユナイテッドのスカウトから注目された。
エランガは今シーズンの終了を望んでいないかもしれないが、トップチームでの良いスタートを切ったことで、プレシーズンや2021-22シーズンでより多くの機会を与えられることは間違いなさそうだ。