ユナイテッド

下を向いている暇などない

マンチェスター・ユナイテッドの選手、スタッフ、サポーターにとって、いかなる大会からの敗退は堪える経験だ。しかし、イースターの日曜日に行われる重要なプレミアリーグ戦が控えている以上、メソメソなどしていられない。

このクラブの歴史にとって、チャンピオンズリーグ、元ヨーロピアンカップはあるべきものでしかない。来季も出場し、偉大なクラブと、素晴らしいスタジアムで対戦するには、プレミアリーグの4位以内でシーズンを終えなければならない。

トップ4またはトップ3フィニッシュに向けた戦いは、これからも続く。今週末のエヴァートン戦は、難所グディソンパークでの一戦。100%ポジティブな姿勢で臨めなければ、厄介な試合だ。オーレ・グンナー・スールシャール監督も、すでに同じメッセージをチームに送った。今は、今回の敗戦を引きずる時期ではないのだ。

ユナイテッド
カンプ・ノウを訪れた4500人のファンに拍手を送ったユナイテッドの選手たち

当然、カンプ・ノウでのバルセロナ戦後、選手たちは意気消沈していた。

フットボールとは冷酷だ。希望を抱けたかと思えば、現実に引き戻されることがある。これこそ、不利な状況からのアップセットを成し遂げた1999年に見られた闘志の再現を狙ったユナイテッドに起こったことだった。

ただし、残念ながら、ユナイテッドの日ではなかった。

試合前の時点では、1999年のチャンピオンズリーグ決勝でキャリアハイライトの瞬間を生み出したスールシャール監督が、20年ぶりにカンプ・ノウに戻ったことにより、期待感があった。

会場にはサー・アレックス・ファーガソンも来場し、トレブルを達成したライアン・ギグス、ガリー・ネヴィル、ウェズ・ブラウンらと談笑する姿も見られた。こうしたことも手伝い、クラブの勝利を信じる気持ちも高まった。

試合開始から攻勢に出たのはスールシャール監督のチームだった。パリで数週間前に行われた試合のように、マーカス・ラッシュフォードが試合序盤にシュートを放ったが、クロスバーに嫌われ、スコット・マクトミネイがゴール前に詰めるも決められず、アントニー・マルシャルが右足のシュートでマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに襲いかかるなど、良い兆しはあった。

しかし、リオネル・メッシが精確なシュートを突き刺しバルセロナが先制。その4分後には、再びメッシが前進し、ダビド・デ・ヘアの牙城を崩した。

その時点でユナイテッドが逆転勝利を収めるには4点が必要だったため、勝負は決した。

メッシにより被ったダメージを考えれば、後半にフィリペ・コウチーニョが決めた追加点は、なんの意味もなさなかった。

オーレ・グンナー・スールシャール
メッシらを称えるスールシャール監督

試合終了後、ユナイテッドの選手たちは、スペインにまで足を運んだ4500人のサポーターの声援を称えるため、カンプ・ノウの最上段に座っていた彼らに拍手を送った。そして、アウェイのドレッシングルームへと戻り、監督、アシスタントからのメッセージに耳を傾けた。

不安に駆られている暇などない。チーム一丸となって、ポジティブな気持ちでこれからの試合に臨まなければならない。

今後は、エヴァートン、マンチェスター・シティー、チェルシー、ハダースフィールド・タウン、カーディフ・シティーとの重要な試合が待っている。

スールシャール監督は、着任から常にポジティブな力をチームに与えてきた。その影響は、今シーズンの行方を左右するエヴァートン戦でも重要なものになる。

「我々は、来季も今日のような戦いをしたい」と、カンプ・ノウでの試合後に語った監督は「これからはエヴァートン、シティー、チェルシーとの重要な試合が控えている」と、続けた。

「選手たちは気を落としているが、あの時こうしていたらと考えている暇はない」

スールシャール監督は、試合後にチームバスに乗り込み、マンチェスターへの帰路についた。そして、次のビッグマッチ、アウェイでのエヴァートン戦に臨むための準備を始めようとしている。

この記事の見解は筆者のものであり、マンチェスター・ユナイテッドFCのものではありません。

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