ブルーノ「自分達のことしか考えていない」

ユナイテッドは、オールド・トラッフォードで行われたプレミアリーグでのチェルシー戦に4-1で勝利。5位のリヴァプールとは勝ち点6差で、残り1試合となったため、来季ヨーロッパ最高峰の大会出場を決めた。

フェルナンデスはチームの2得点に絡んだ他、PKを成功させた。

また、マーカス・ラッシュフォードの今季通算30点目をお膳立て。これでフェルナンデス自身は、全コンペティションで7ゴール、9アシストを記録したことになる。

試合後、Sky Sportsのインタビューに応じたフェルナンデスは、ユナイテッドがチャンピオンズリーグに復帰したことを喜びつつも、マンチェスター・シティーとのエミレーツFAカップ決勝が待ち構えているため、今季中に達成すべきことはまだまだあると語った。

「僕たちにとって大きな意味を持つことは分かっている。もちろん、自分たちの目標を達成させることが重要で、成し遂げることができた。リヴァプールに抜かれなくてよかった。ただ、僕らにとっては、そんなことはどうでもいいことなんだ。自分たちにとって最高の結果を残し、自分たちのことを考えなければならないんだ」

「もっと勝ちたいと思うのは当然。でも、今シーズン求めていたものを考えれば、素晴らしい結果。カラバオカップというトロフィーを1つ手に入れ、トップ4に入ることができた。そして今は、リーグ戦をしっかり終えて、FAカップで優勝したい」

ブルーノは試合後、オールド・トラッフォードのファンからチャントで称えられた。終盤のパス回しの際に「オーレ」、「エリック・テン・ハグのレッド・アンド・ホワイトアーミー」、「ウェンブリーへ行くぞ」というチャントが聞かれるなど、ファンの声は驚くほど大きかった。

ブルーノはファンを称え、彼らの存在がオールド・トラッフォードでのパフォーマンスに繋がった要因と語った。

「僕たちにとって素晴らしい存在。ウチはホームで多くの勝利を収めてきた。ファンがいい雰囲気を作ってくれる。僕たちにとって彼らがどれほど重要な存在かも知っている。シーズン中、多くの試合で彼らがいかに重要な存在であったかは一目瞭然。だから、彼らの努力に感謝している」

日曜日に行われるフルアムとのプレミアリーグ最終戦後、ユナイテッドはウェンブリーへ移動し、6月3日にFAカップ決勝でライバルのマンチェスター・シティーと激突する。マンチェスターの2クラブがFAカップ決勝で対戦するのはこれが初めてで、ユナイテッドはシティーの3冠達成に立ちはだかる。

ブルーノは目の前の挑戦と認めつつ、ライバルの優勝を阻むのではなく、タイトル獲得に集中するとコメントしている。

「僕らにとっては、トロフィーを獲得することが大事なんだ。もちろん、トロフィーを獲得したいのであれば、誰かからトロフィーを奪い取らなければならない。でも、僕たちは自分たちのことに集中し、試合に勝つことでFAカップを獲得したい。それはとてもシンプルなこと。FAカップは素晴らしい大会だし、ここイングランドではとても重要な大会」

「優勝したい、ただそれだけ。もちろん、優勝すれば、シティーの3冠もなくなる。それは彼らにとっても重要なこと。でも、僕たち選手にとっては、もうひとつのトロフィーを手に入れることが重要なんだ」