2002年の再現を狙うカゼミーロ
マンチェスター・ユナイテッドのMFカゼミーロは、まだ幼かった20年前に経験した、ワールドカップで優勝する喜びと幸せをブラジル国民に与えたいと考えている。
今年30歳になる我らが中盤の主軸は、セレソンが最後に世界の頂点に立った日韓共催の2002大会のことをよく覚えているという。
ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ、ロベルト・カルロスといったスター選手が揃い、5度目のトロフィーを掲げたブラジル代表だが、カゼミーロは早起きして数試合を観戦した思い出があるという。
「僕が覚えている最初のワールドカップは、2002年にブラジルが優勝した大会」とカゼミーロは振り返る。
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記事アルゼンチン代表のリサンドロが、波乱の幕開けとなったグループC初戦で交代出場。
「その大会は日本と韓国で開催されて、ブラジルの(ノックアウトラウンドの)試合は日本で行われたのを覚えているよ」
「ブラジルの試合を見るために朝の3時に起きていたんだけど、僕たちが優勝した。いまだに記憶にある最高の思い出だね」
それから20年、ワールドカップはアジアで再び開催されることになったが、ティテ���督率いるブラジルは、質の高いチームとして、カタールでの優勝候補に挙げられている。
カゼミーロは代表でのプレーを「特権」と考えており、フットボールこそブラジルの人々を最も団結させるものと信じている。そして、この冬に史上最多となる6度目の優勝を加える一翼を担いたいようだ。
「世界で最も重要な大会であることは、広く知られていると思う。特にブラジルが絡む試合は、誰もが自分の仕事を中断して観戦するんだ」と彼は言った。
「ブラジルの人たちに、ワールドカップ優勝で元気と幸せを届けたい。ブラジルのフットボールに対する情熱は並々ならぬものがあるからね」
「世界でも、自国でも、あらゆる事柄について違いが生じてしまう。けれど、ブラジルのフットボール、ブラジル国内のフットボールについて議論になる時には、皆が団結し、一つになる」
「だから間違いなく、まず何よりも代表でプレーするのは特権であり、国を代表することができるのは本当に幸運なこと。ワールドカップだけでなく、ブラジル代表としてプレーするときはいつでも、国を代表することがいかに重要かを自覚している」
ブラジルは、木曜日の夜にルセールでセルビアと対戦する。