ワールドカップ開催のため、シーズンはここから約４週間のブレイクに突入するが、エリクセンも夏に加入したその他の選手同様、開幕からここまでの期間、大いに活躍してくれている。

リサンドロ・マルティネス、タイレル・マラシア、カゼミーロ、アントニーはみなインパクトを与えている。そしてバックアップGKを務めるマルティン・ドゥブラフカは先週のカラバオカップ、対アストン・ヴィラ戦でデビューを飾った。

ユナイテッドでのここまでのキャリアを振り返ったエリクセンは、彼ら新加入の選手たちが印象的な活躍をしているのは。決して偶然ではないと感じているようだ。

クラブでの生活に適応できているのは、スタッフのサポートのおかげか、という質問に、エリクセンはこう答えた。「100％そうだね。クラブ全体はもちろん、選手や監督など、すべてのスタッフが、新しく入ってきた自分たち全員をしっかりケアしてくれている」。

「みんながそれぞれ違う時期にやってきて、いい関係を築き、また新しい選手が入ってきて、新しい関係を築いていく。本当にいい感じだ。みんな良いバイブを感じているよ。選手たちは、ピッチ上でもピッチ外でも、お互いに顔を合わせるようになってきている」。

「ここに来て本当に良かったと思っている。最初から歓迎されていると感じていたし、今でも同じだ。それに僕は、サッカーをするためにここにいる。その点でも充実している」。

デンマーク代表としてカタールでのワールドカップ出場を控えている彼は、外からクラブを見ることで、ユナイテッドで何を期待されているのかを理解していたという。また、エリック・テン・ハフ監督について、印象的だと感じていることについても明かしてくれた。

「僕は何年もマンチェスター・ユナイテッドをフォローしてきた。外から見ていたから、何が起こっているのかはわかる。今のところまだ大きなサプライズはない」。

「（監督やコーチングチームについて）最も印象的だったことは何かって？そうだね、一番印象的だったのは、常に前に出て、試合の中で常に攻撃的な方法を選び、決して後ろに下がらず、常に全力で攻撃し、そこから自分たちが主導権を握る、という考え方かな」。

これまでで特に印象に残っている試合については、オールド・トラッフォードを沸かせた2つの勝利以外にないと語ったエリクセン。しかし謙虚な彼は、自分自身の最高のパフォーマンスについてはコメントしないようなので、以下の投票で、彼の最高のパフォーマンスを選んでもらうことにした。

「チームとして印象的だったパフォーマンスは、幸運なことにいくつかあるよ」と答えたエリクセン。「リヴァプールとアーセナルとのホームゲームだ。開幕後の2試合はあまりうまくいかなかったけれど、この2試合でシーズンがうまく回り出した。この2つのどちらかが、今シーズンこれまでのベストパフォーマンスだと思う」。

「もちろん、強豪と対戦するときは、僕らが得点するたびにスタジアムがより一層湧き上がる。それは自分たちも感じてるし、そういう後押しが最初から必要だった。でもこの2試合は、ファンとの一体感もすごくよかった」。

エリクセンは、自身のベストパフォーマンスについて語るのは避けたが、実際、選択肢は数多くある。このスキルフルなプレーメーカーは、マン・オブ・ザ・マッチこそシェリフ・ティラスポル戦のみにとどまっているが、非常に安定したプレーを続けている。

9月の月間MVPでは、それが評価され、ジェイドン・サンチョとラファエル・ヴァランヌを抑えての受賞となった。

「（ベストパフォーマンスについては）それは君たちが選んでくれたらいいよ。僕はベストを尽くして、試合に勝てるように努力するだけだから」。