コヴェントリー・シティー情報

元ユナイテッドののマーク・ロビンズが監督を務めるスカイ・ブルーズは、イングランド2部リーグで8位につけており、前節バーミンガム・シティーとのダービーで大敗を喫したものの、今季のプレーオフ進出の可能性を残している。

コヴェントリーは、1987年にトッテナム・ホットスパーを破って優勝して以来、37年ぶりとなるFAカップ決勝進出を目指す。

今週末の首都での一戦を前に、知っておくべき5つのことを紹介しよう。

注目のライト

昨夏、トルコのアンタルヤスポルから移籍してきたフォワードのハジ・ライトは、イングランドフットボール界でのデビューシーズンを楽しんでいる。

すでに17ゴール、7アシストを記録しているライトは、シティーの攻撃陣の中央でも左サイドでもプレーできる。

先月、モリニューで行われた試合では101分に決勝点をあげてウルヴズを沈め、ユナイテッドとのウェンブリーでの対戦を決めた。

シムズのマンチェスターとの繋がり

コヴェントリーの攻撃陣の頼みの綱は、2023年7月にエヴァートンを退団したエリス・シムズだ。オールドハム出身のストライカーは、コヴェントリーですでに18ゴールをあげており、相手ディフェンスにとって厄介な存在となっている。

アカデミー時代にマンチェスター・シティーで過ごした経験もあるシムズにとって、大舞台でユナイテッド相手にインパクトを残すのに特別な刺激は必要ない。

「子供の頃、僕はオールドハムで生まれて、父がシティーの大ファンだったから、チャンスがあればいつでも見に行ったし、僕はマン・シティーのアカデミーも卒業し」と、23歳のシムズは先日ITV Sportsのインタビューで答えた。

ゴッデンの目覚ましい成長

ストライカーのマット・ゴッデンは、イングランドフットボール界で見事な出世を遂げた。そのキャリアの始まりは、スカンソープ・ユナイテッドだった。

その後、ダートフォードとタムワースへの期限付き移籍を経て、当時ナショナルリーグ・サウスに所属していたエブスフリート・ユナイテッドでキャリアをスタートさせた。

2019年にコヴェントリーに加入すると、32歳の彼はスカイ・ブルースで通算50ゴール目をあげたばかりで、ウェンブリーでのFAカップ決勝進出を果たせれば、そのキャリアに華が添えられる。

ダグアウトでおなじみの顔

ロビンズはキャリアの前半をオールド・トラッフォードで過ごし、1990年にはノッティンガム・フォレストとのFAカップ3回戦でゴールを決め、チームは最終的に優勝した。

引退後は経営者としてのキャリアを築いた54歳は、コヴェントリー・ビルディング・ソサエティー・アリーナで7年間ヘッドコーチを務めた。

シティーで3つ目のタイトルの可能性を狙うロビンズにとって、子供の頃からの憧れのチームを相手に勝利を収め、今大会から脱落させることほど嬉しいものはない。

大人気

シティーは準決勝のために推定36,000枚のチケットを販売しており、今週末はスカイブルーの大群に後押しされることが予想される。

ユナイテッドサポーターは、間違いなく相手チームを圧倒しようとするだろうが、会場は終始熱気に包まれることだろう。

エリック・テン・ハフ監督が率いるユナイテッドが、日曜日の夕方にファンに歓声をあげる理由を与えられると期待したい。