ユナイテッド

ゴシップは楽しむ?避ける?

夏の移籍マーケットが開幕し、スポーツメディアはさっそく、マンチェスター・ユナイテッドやその他のメジャーなクラブについて、あらゆる動きを探っている。

オフシーズンには毎年恒例の出来事であり、とくに、夏に国際トーナメントがない年にはいっそう盛り上がる。しかし2019年は、まるでゴシップ自体が一大産業になっているかのようだ。はたしてこうした報道は、ファンにとっては有益なのか?それともネガティブな影響をもたらすものなのか?

我々がディベートしてみた。


ゴシップ歓迎派

ユナイテッドのクラブレポーター、アダム・マーシャル

「移籍の話題には昔から興味深々だったよ。

今のように、24時間スポーツニュースが流されている時代になる前は、テレテキストを必死にフォローしていた。いつもフットボールを放映しているチャンネルは、夏の間はクリケットとかになってしまうし、フットボール関連といえば、誰がどこにいくかもしれない、といった短い情報だけだったからね。でも、一番ビッグな移籍というのは、いつだって突然起こるもので、それは今でも変わらない。そんなゴシップに浸るのも悪くないと私は思っている。いろいろなポジションの選手が話題に上って、ファンは誰が来たらこのポジションにフィットして・・などと思いを巡らせるのが楽しいのさ」

「2003年のロナウジーニョの移籍のときは、フランスやスペイン、ブラジルの地元紙をインターネットで必死に読み漁ったものさ。最終的に彼がユナイテッドではなくバルセロナを選んだときはがっかりしたよ。

ここ最近、問題だと感じているのは、根も葉もない噂が多いこと。まったく根拠のない情報が垂れ流しにされている。オーレ・グンナー・スールシャール監督も、噂になっている名前の中には、彼がまったく耳にしたこともないものもあると言っていた」

ゴシップ歓迎派
クラブレポーター、アダム・マーシャル 言う

「完全に信用できるのは、クラブの公式サイトといった場所で発表された時でしかない。ただ、それを踏まえた上で、あえてガセねたかもしれない情報に踊らされて楽しむというのも悪くないものだ」

「ファンたちも、情報源がしっかりしているニュースを信頼している。そしてそのうち、どの情報は信頼できて、どの情報はたんにヒット数をかせぐためのものか、ということがわかってくるようになる。残念ながら後者のニュースのほうが多いわけだが・・

完全に信用できるのは、クラブの公式サイトといった場所で発表された時でしかない。ただ、それを踏まえた上で、あえてガセねたかもしれない情報に踊らされて楽しむというのも悪くないものだ」

 

ゴシップ敬遠派

ユナイテッドのクラブレポーター、マーク・フロガット

「インターネットの存在が、ここ10年で、フットボールの報道を革新的に変えた。分析ツールのおかげもあって、メディアは、どういった種類のニュースを読者が望んでいるかを正確に把握することができるようになった。そして、ユナイテッドの読者にとっても、レッズが関係した移籍情報はなによりも興味をそそられる話題だ。

だから夏の間じゅう、これほどの噂話が駆けめぐるんだ。

実際、もし今いる選手たちを十分に信頼できているのなら、それだけでもう満足できているはずなんだ。毎年、多くのビッグネームや巨額の移籍金が話題になるけれど、そのほとんどが、最終的には噂だった、で終わる。なんなら今年の夏、試してみるといい。

我々のウェブサイトで、少しでもそれらしい最新ニュースを載せたら、すぐに競合サイトが後追い報道をしかける。そして、ちょっとした「話題」だったものが、「事実」にすりかわってしまうんだ」

ゴシップ敬遠派
クラブレポーター、マーク・フロガット 言う

「問題は、厄介なことに、常習性がある、ということ。自分自身も反省しているのだが、ついツイッターを開いて、誰の名前が挙がっていて、それについて人々がなんと言っているのかチェックしてしまう。この習性を断ち切るには、相当な自制が必要だ」

「残念に思うのは、長年積み上げた努力によって得たアドレス帳を武器に、しっかりとした真実を把握し、それを共有しようとしているジャーナリストもいるのに、そういった勤勉な記者たちの存在は今日、真実よりもヒット数を重要視する無数のライバルたちによって霞んでしまっているということだ。

問題は、厄介なことに、常習性がある、ということ。自分自身も反省しているのだが、ついツイッターを開いて、誰の名前が挙がっていて、それについて人々がなんと言っているのかチェックしてしまう。この習性を断ち切るには、相当な自制が必要だ。

だから私は、自分の心の平和のためにも、思い切ってゴシップは無視して、事実だけが書かれたもの、あるいはより確信的なものやクラブの声明といったものだけに集中するようにした。正直言って、楽しみは少ない。ファンたちのように一喜一憂するようなエキサイティングさは味わえない。ただもう、自分にはそれは必要がなくなった。私からのアドバイス?落ち着いて、クラブの公式発表を待つように、ということだね」

 

この記事は著者の個人的な意見を記したものであり、マンチェスター・ユナイテッドの見解ではありません。


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