ベルバ「マルティネスを見るとヴィダを思い出す」
元マンチェスター・ユナイテッドのストライカーとして活躍したディミタール・ベルバトフは、リサンドロ・マルティネスとクラブレジェンドのネマニャ・ヴィディッチを比較対象として見ている。
ベルバは、日曜日のプレミアリーグ、フルアム戦の前にクラブメディアの取材に応じ、身を挺してクラブのために戦うマルティネスの姿勢を称賛している。
ベルバトフは、この夏に獲得した他の3選手についても評価したが、マルティネスに対する彼のコメントを聞けば、多くのユナイテッドファンが笑みを浮かべるだろう。
マルティネスは、積極的な姿勢と献身性でファンの心を掴んだ。ディミタールがヴィディッチと彼を比較するのも、そうした理由からだった。
「リサンドロ・マルティネスは、恐れを知らない」
「彼は果敢に挑む。彼は身体を張って、チームのために戦おうとしているんだ。そういう部分から、彼を見ているとヴィダ(ヴィディッチ)を思い出す」
2022年に獲得した他の選手についてはどうだろう? ベルバトフは、アントニーとカゼミーロのブラジル人ペアにも感心しているようで、後者をもう一人のかつてのチームメートに喩えた。
「カゼミーロはレアル・マドリーの砦だった。つまり、彼は汚れ仕事を厭わない。必ずしも拍手喝采を浴びないし、見出しを飾ることもない」
「でも、彼のような選手も必要なんだ。[ダレン)フレッチャーがそうだった。彼はピッチを縦横無尽に駆け回り、汚れ仕事をこなしてくれた。カゼミーロはまさにそういう選手で、ディフェンス陣の前で自信を与えてくれるし、時には気持ちを落ち着かせてくれる」
「彼がピッチにいたら、きっと助けてくれるだろう。けれど彼は無欲。ピッチの上でそういうプレーができる男なんだ。ドレッシングルームでも彼はすぐにチームに溶け込んで、それがプラスに働いたと聞いて、うれしく思っている。みんなにとっていいことだよ」
ベルバは、アントニーもクラブでの生活をポジティブにスタートさせていると評価しつつ、アントニーのプレーにもっとシンプルさが欲しいと話す。
「アントニーも良いシーズンを送っているね。でも、彼はもっといいプレーができるはずだし、自分にも少しアドバイスができる。ボールを持った時に、もっと効率の良いプレーをすべき」
「走って、自分のプレーをやって、相手に敬意を払い、結果を残す。これがチームにとって重要なことなんだ」
ベルバトフは、最近加入したクリスティアン・エリクセンに関して言えることは少ないと語った。
「エリクセンは素晴らしい頭脳の持ち主で、どこにパスを出せばいいかわかっている」
「エリクセン、(ケビン)デ・ブライネ、シャビやイニエスタ、ジネディーヌ・ジダンのような選手もそうだ。このタイプの選手は、試合中に二手三手先を読んでいる」
「フットボールにおいて、インテリジェンスは指導できるかどうかって? 正直なところ、どう答えたらいいのか迷う。でも、本当に優れた選手というのは、生まれながらにしてその才能を持っているものなんだ。彼らは生まれながらにしてその才能を持っているんだ」