フルアム戦前に決断を強いられる監督
マンチェスター・ユナイテッドのプレミアリーグ次節は、水曜にアウェイで行われるフルアム戦だ。クレイヴン・コテージでの一戦は、ユナイテッドにとって3試合続けて敵地開催となる。
この一戦は、週末に予定されているリヴァプールとのエミレーツFAカップ4回戦前で、オーレ・グンナー・スールシャール監督はローテーションを実施してフレッシュな顔ぶれを起用する可能性がある。
監督は、今シーズン2試合続けて同じメンバーで試合に臨んでいない。リヴァプール戦はベンチスタートだったエリック・バイリー、ネマニャ・マティッチ、エディンソン・カバーニは、1-0で勝利したバーンリー戦で先発出場した。
彼らに加えて、昨年末からニューイヤーにかけて出場機会の少なかったアレックス・テレス、メイソン・グリーンウッド、ドニー・ファン・デ・ベークにもチャンスが与えられる可能性もある。
マグワイア「チーム全員で守った」
記事ハリー・マグワイアがリヴァプール戦を振り返った。
オーレは、出場停止に関しても注意する必要がある。ハリー・マグワイア、ルーク・ショー、ブルーノ・フェルナンデスは、それぞれあと一枚イエローカードをもらうと累積による出場停止となってしまう。
もしフルアム戦でカードを貰えば、来週水曜にオールド・トラッフォードで行われるシェフィールド・ユナイテッド 戦に出場できない。フルアム戦が終われば、出場停止となる基準が累積5枚から10枚に変更されるため、監督がリスクを取るとは思えない。
フェルナンデスは、アンフィールドでの試合終盤に交代したのだが、監督はフィジカルに問題があったわけではないと試合後に説明した。
「戦術的な判断だった。ブルーノは毎試合で懸命にプレーしてくれている。精一杯走ってくれている。終盤になって、ポールのフィジカルを生かすことでチャンスが生まれると思った」
「メイソンならば、チャンスがあれば一瞬にしてゴールを決められる。ロバートソンとも対峙しないといけないので、メイソンを送り込むのは賭けだった」
スコット・マクトミネイは終盤に理学療法士を呼んで状態を確認してもらったが、最後まで出場できたことを考えれば問題ないだろう。
現在負傷離脱中なのはフィル・ジョーンズとブランドン・ウィリアムズのみで、両選手ともに2020-21プレミアリーグで先発出場していない。
フルアム情報
最近になってフルアムの守備が改善した要因に挙げられるサイドバックのアントニー・ロビンソンは出場停止。1-0で敗れたチェルシー戦でセサル・アスピリクエタへのタックルで一発退場を科されたためだ。
チェルシーから期限付き移籍中のルベン・ロフタス・チークはブルーズ戦に出られなかったが、ユナイテッド戦には出場する可能性が高い。アレクサンダル・ミトロヴィッチもケガから復帰する可能性もある。
中盤のトム・ケアニーとマリオ・レミナはここ1ヶ月プレーしていないため、水曜までに回復するかどうかは疑問だ。