パレスとのプレミアリーグ戦に向けたチーム情報

土曜日の15:00にキックオフ（日本時間23時）のこの試合は、公式戦3連勝、そしてアンドレ・オナナと守備陣にとって連続クリーンシートを達成するチャンスだ。

火曜のパレス戦では、３試合連続の出場となったメイソン・マウントがカゼミーロのヘッド弾をお膳立てして入団後初アシストを記録するなど、数々のポジティブな要素があった。

マウントはハーフタイムに退いたが、監督は、これは予定していた戦略だったと語っており、次戦でもイングランド代表MFの先発出場が期待される。

前戦ではラファエル・ヴァランヌとハリー・マグワイアがセンターバックで先発出場し、ディフェンスを司るポジションをアピール。ソフィアン・アムラバトはそのアグレッシブさとクオリティーでオールド・トラッフォードの観衆に素晴らしい第一印象を与えた。

セルヒオ・レギロンがふたたび欠場となる場合は、モロッコ代表のアムラバトが再び左サイドバックとして起用される可能性もある。しかしレギロンの体調回復を祈りたいところだ。同じく週中のパレス戦を欠場したスコット・マクトミネイとクリスティアン・エリクセンにもコンディションの回復が望まれる。

アントニー・マルシャルは、このパレス戦でユナイテッドの3点目をマークし、今シーズンのスタートを切った。これにより攻撃陣にはよりオプションが増えた。ラスムス・ホイルンドはベンチスタートとなり、昨シーズンのこの対戦でゴールを決めているマーカス・ラッシュフォードは、火曜の試合では温存されている。

2月に行われたパレス戦（2-1）で先制点を挙げたブルーノ・フェルナンデスも、週中の対戦では出番がなかったが、次の試合では戦列への復帰を待ち望んでいることだろう。

怪我人状況では、リサンドロ・マルティネスの出場の可能性は微妙なところ。アーロン・ワン・ビサカ、ルーク・ショー、タイレル・マラシア、コビー・メイヌー、アマド、アントニー、ジェイドン・サンチョは引き続き欠場となる模様だ。

一方、先発メンバー定着を目指すアレハンドロ・ガルナチョは奮闘し、同じくアカデミー出身のダン・ゴアはこのパレス戦でシニアデビューを果たした。中盤で才気を発揮したハンニバルもまた選択肢のひとつとなりそうだ。

ウルグアイ代表のファクンド・ペリストリは、直近の3試合のうち2試合で右ウイングで先発している。

パレス側のチームニュース

GKディーン・ヘンダーソンは、火曜日にイーグルスでデビューを果たしたが、前半の早い時間に交代し、次の試合も欠場が濃厚だ。しかし、同じくユナイテッドアカデミー出身のGKサム・ジョンストンが今シーズンのプレミアリーグではここまで全試合に出場している。彼は火曜の対戦では、ビクトル・リンデロフとガルナチョの攻撃で見事なセーブを見せている。おそらく次戦も彼の先発出場は間違いないだろう。

ロイ・ホジソン監督はオールド・トラッフォードでの試合の後、次のようにコメントした。「（ディーンは）スキャン検査が必要だ。その検査の結果を待たなければならない。ときに、スキャン検査をやるまで数日待つ必要がある場合もある。今言えるのは、彼が本当に楽しみにしていた試合を不運な形で終えてしまった、ということだけだ」。

パレスにとっての朗報は、数人の選手が怪我から復帰することだ。火曜の試合で後半から出場したイングランド代表DFマーク・グエヒや、同じくディフェンダーのジョエル・ウォード、ヨアキム・アンダーセン等の主力が復帰する。エベレチ・エゼの先発は間違いなさそうだが、オドソンヌ・エドゥアール、ナウイロ・アハマダ、ジャイロ・リーデヴァルトには疑問符がついている。

ホジソン監督は、「我々には変更の余地はそれほどない。今夜（火曜日）と同じようなシナリオに直面することだろう。チームに重要な違いをもたらすことができる人材がそれほど多く揃っていない、ということだ」と語っている。

ジェームズ・トムキンス、ネイサン・ファーガソン、マテウス・フランサ、ジェフェルソン・レルマ、マイケル・オリーズらにも欠場の可能性がある。