マーカス

テン・ハフ「ラッシュフォードは世界最高の一人」

月曜日 12 12月 2022 14:23

エリック・テン・ハフは、マーカス・ラッシュフォードが来年マンチェスター・ユナイテッドから去ることはないと断言した。レッズの指揮官は、彼はこのポジションで世界最高の一人であると評価している。

ラッシュフォードの現行の契約は来夏に満了を迎えるが、1年の延長オプション付きで、クラブはこのオプションを行使する予定だ。ワールドカップでの悔しさを晴らすべく、オールド・トラッフォードでの挑戦に備えるこの地元出身のスターに、クラブは新たな契約を結ぶよう説得するつもりでいる。

現在25歳のマーカスは、カタールで代表50キャップを獲得。グループステージでは3ゴールを決め、ゴールデンブーツ賞の候補にも挙がっていた。

しかし決勝トーナメントでは、3-0で勝利したセネガル戦、そして準々決勝のフランス戦(2-1で敗戦)でも、途中出場にとどまった。それでもマーカスは、フランス戦では、終盤に同点を狙うフリーキックを蹴るなど、見せ場をつくった。

悲しさと同時に、より強くなって戻ってくるという決意を表明したラッシュフォードは、今はすでに2023年のユナイテッドの目標達成に貢献することに集中している。

テン・ハフは、ラッシュフォードは、今回のワールドカップで傑出した活躍をしているフランス代表のキリアン・ムバッペに匹敵するアタッカーだと感じている。その彼の退団を許すことは、彼にとっては考え難いことだ。

「彼(マーカス)は決断を下さなければならない」と報道陣に語ったテン・ハフ。「我々にできることは、このクラブが彼がいるべき最高のクラブであることを示すことしかない。それは、クラブの文化であったり、我々の仕事の仕方、プレーの仕方、トレーニングのやり方、そして、成長するために適した環境を提供しているかどうかということだ」。

「それに金銭的な問題でもある。そして、決断するのは彼自身だ。しかしあと1年半はここにいることになる」。

ラッシュフォードのスピードとフィニッシュ力は、彼が目指す戦術システムにおいて重要な武器となると、テン・ハフは彼の資質を高く評価している。

「最初の瞬間から、私は大きな可能性を感じていた。そして、その可能性を引き出すポジションとは、マーカスがディフェンスラインの裏側にいるときだ。その点において、世界で彼以上の選手はほぼいないと私は思っている」。

「今はムバッペがいるが、彼(マーカス)がそのポジションに入ったとき、彼は本当に素晴らしい。それに、ボールを持っていないときのプレーも、非常に良くなっていることにお気づきだと思う」。

 

テン・ハフは、ワールドカップではベスト8で敗退したが、国内の戦いに戻ったラッシュフォードが、キャリントンで笑顔でサッカーを楽しんでいる姿を見たいと望んでいる。

「私が真っ先に彼に言ったことは、『トレーニングに戻って、笑顔になってくれ』ということだ」と指揮官は明かした。「選手たちに喜んでもらえるような練習をしてもらうつもりだ。効果的である必要があるが、同時に楽しくなければならない。そして楽しければエネルギーになる。そして、その恩恵にあずかることができれば、ハッピーになれる」。

「マーカスは最初から、毎日笑顔でキャリントンに来て、笑顔で帰っていく選手だった。そして、初めて会ったときから、彼と��緒にトレーニングするのは本当に楽しいことだった。私の彼の才能を高く評価している。フィニッシュの才能も素晴らしい」。

「たとえば、ウェストハム・ユナイテッド戦でのヘディングゴールは、彼にとっては珍しいものだったと思う。しかし彼はそれを実践している。私が少し引き金を引いているというのもある。彼は我々の特別なコーチと一緒にヘディングでのフィニッシュについて集中的にトレーニングし、その成果を発揮しているのだ」。

「ディフェンスラインの裏でプレーする彼を止めるのは本当に難しいよ」。

おすすめ: