テン・ハフが、レッズの金字塔に到達
土曜日のフルアム戦に勝利したエリック・テン・ハフは、マンチェスター・ユナイテッドの指揮官として50勝目を達成した。
オランダ人監督がユナイテッドで指揮を取って79戦目めにあたるこの試合は、チャンスに恵まれないタイトな展開となったが、ブルーノ・フェルナンデスがアディショナルタイムにゴールを決めて決着をつけた。
レッズにおいて、就任からこの速さで50勝を達成した監督は、過去に1人しかいない。テン・ハフはその、118年前の記録に並んだ形となる。
これまで100年以上も守られてきた記録を作ったのは、1908年の1部リーグ優勝でクラブに初のトロフィーをもたらしたアーネスト・マングノールだ。彼も最初の79試合で50勝を記録。1905年にユナイテッドがブルームフィールド・ロードにおいてブラックプールを1-0で下した試合でこの節目に到達した。
フルアム0-1ユナイテッド
記事ブルーノ・フェルナンデスが後半追加タイムに決勝ゴールを決め、アウェイで勝ち点3を獲得。
この時代はリーグ戦とFAカップのみだったが、テン・ハフの勝利は、5つのコンペティションにまたがっている。
50勝のうち30回はプレミアリーグで達成したもので、ユナイテッドはエリックの着任初年度は3位でシーズンを終えた。元アヤックスのボスは、さらにリーグカップで7回、FAカップで4回、勝利を収めている。もちろんその中には、昨年2月にトロフィーを掲げた、リーグカップの決勝戦も含まれている。
欧州カップ戦では15試合で9勝を挙げ、そのうち8勝は昨シーズンのヨーロッパリーグ、1勝は今シーズンのチャンピオンズリーグでのものだ。
ジョゼ・モウリーニョはエリックの前にマングノールの記録に最も迫った指揮官で、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグでベンフィカを2-0で破った試合で50勝を達成。これは彼にとってレッズでの81試合目だった。
オーレ・グンナー・スールシャール(95試合)、サー・マット・バスビー(96試合)、ロン・アトキンソン(97試合)はいずれも似たような数字を残しているが、サー・アレックス・ファーガソンが50勝を超えたのは、1989年にミルウォールを3-0で破った105試合目だった。
「すべての試合に勝たなければならない」。
この記録について、フルアム戦の後に聞かれたテン・ハフはそう答えた。「この勝利はよかった。24時間は堪能する。その後は次の試合に集中する。コペンハーゲンでの重要な一戦だ」。