テン・ハフ「今までで最大の勝利」

前半は、ロベルト・レバンドフスキのPKでリードされた。だが、ユナイテッドは後半からギアを上げ、フレッジのゴールで同点に追いつき、アントニーのゴールで逆転。2試合合計4-3というスコアで勝利を収めた。

オールド・トラッフォードでの第2戦後、公式放送のインタビューに応じた監督は、試合を振り返った。

なんという勝利

「最大の勝利？ そうだね、そう思う。リヴァプールやアーセナルのホームでの勝利など、良い勝利はいくつかあったが、今回が一番大きいと思う。バルセロナはラ・リーガの首位で、レアル・マドリーと8ポイント差だ。今週のレアル・マドリーも見た。そのチームを上回る彼らに勝てたのは大きな勝利だと思う」

前半はバルセロナが優勢だった？

「そんなことはないと思う。ブルーノがリスクを冒したように、プレミアリーグでのやり方とは違うし、それに慣れなければならない。ブルーノに2度の機会があって、我々にもチャンスはあったが、バルセロナはそれほど多くのチャンスを作らず、苦戦したわけではなかった。我々の問題は、信念を欠いていたことだ。後半は良くなった。自分たちを前に出し、サブの選手たちを信念を持って起用した」

正しいメンタリティー

「最終的には、勝利を手にするための信念があったからこそ、素晴らしい勝利になった。前に出て、適切な場面で攻撃することで、勝利を手にした。強い気持ちを持って反撃しないといけない。ビッグゲームに勝つための信念を持ち、爆発的な力を持たないといけない。ビッグゲームではメンタリティーが重要で、試合のあらゆる瞬間に正しく対応し、準備を整えることが大切だ」

型破りのデュオ

「ゲームプランの一部だった。アントニーを起用し、アレハンドロ・ガルナチョを起用すれば、適切なエリアでスピード、背後への走り込み、ドリブル、そして信念を得られると分かっている。2人ともとても勇敢な選手だ。特にストレトフォード・エンドでプレーする場合、彼らが選手を倒し、背後へ走り込むと、チーム全体が盛り上がるんだ」

気持ちの強い選手たち

「ラファ（ヴァランヌ）やリチャ・マルティネスのように、チームには素晴らしい個性があると思う。ブルーノも、カゼミーロもそうだが、気持ちの強い選手が何人かいる。挫折しても前に進み、それを乗り越えていく。結果を出すためには、そうでなければならない。それを信じていれば、PKを与えてしまっても前に進まなければならないし、そういう試合をひっくり返すことができる。気持ちではわかっていても、結果を残さないといけない。このようなビッグゲームで、難しい状況の中で1-0から勝利すれば、それが結果になる。この結果（勝利）はシーズン中のいいモチベーションになる」

日曜日に向けて

「目の前の試合に集中する。ヨーロッパリーグ？ ヨーロッパのトロフィーを夢見ることはない。それはずっと先の話だ。日曜日には、ウェンブリーで行われるカラバオカップ決勝のニューカッスル・ユナイテッド戦で、トロフィーを獲得するという大きな目標がある。そのトロフィーを勝ち取るために、すべてを捧げるつもりだ。これからは、その試合に集中する。（組み合わせ抽選は）関係ない。ニューカッスル・ユナイテッド戦に集中する、それだけが重要なんだ」