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試合前会見でのテン・ハフのQ&A

水曜日 03 5月 2023 17:40

マンチェスター・ユナイテッドは、先日FAカップ準決勝で激戦を演じたブライトンと、木曜日にアメックス・スタジアムでふたたび顔を合わせる。エリック・テン・ハフ監督は、このプレミアリーグの試合に、ブライトンが高いモチベーションで挑んでくることを期待している。

南海岸への遠征(日本時間金曜4:00)を前に、指揮官は、我々が今回も成功をおさめたいのあれば、シーガルズの本拠地で戦う次戦では、彼らのレベルと同等かそれ以上のものが必要だと主張した。

チームの最新情報や、本日(3日)行われたジミー・マーフィー像の除幕式についてなど、エリックが試合前会見で語った内容は以下のとおりだ。

ブライトンとのPL戦に向けた最新チーム情報

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木曜日の試合に向けて、指揮官がガルナチョ、ヴァランヌ、マクトミネイの最新情報を伝えた。

まず、私たちはいま、ジミー・マーフィー・センターと呼ばれる場所にいますが、今日、スタジアムで彼の銅像の除幕式が行われる予定です。ジミー・マーフィーについて知っていることは?
「マンチェスター・ユナイテッドの歴史の中で非常に重要な功績を残した人物に、クラブがこうした名誉や評価を与えることはとても良いことだと思う。それは、彼が多くのことを象徴しているという証でもある。彼はユース育成の象徴だ。そしてレジリエンスと強い意志の象徴であり、それらはマンチェスター・ユナイテッドがスタンダードに定めているものでもある。ミュンヘン(航空事故)の後、クラブは彼の尽力よって推進された。クラブは壊滅的な打撃を受けたが、彼が先頭に立って、それを跳ね返した。ジミー・マーフィー・センター、ジミー・マーフィー年間最優秀選手賞、そして今回この銅像と、この偉大な人物の功績を称えるにふさわしいことをクラブはしている。素晴らしいことだ」。

そのトロフィーの現在の保持者は、アレハンドロ・ガルナチョです。今週、ガルナチョが新たな契約にサインしました。彼の選手と新たな契約を結ぶというのは、どれほど重要なことなのでしょうか。また、厳しいプレシーズンを乗り越えてきた彼のポテンシャルを、どのように評価していますか?
「まず第一に、彼はその賞にふさわしい選手であり、と同時に、彼が最後の一歩を踏み出すことができることを示していると思う。才能があるだけでなく、それを実現した。しかしここからは新たなスタートだ。期待もさらに高まることだろう。要求もより厳しくなるが、彼はここまでやってきた。彼は強いキャラクターの持ち主で、だからこそ、自分の力で、今、このレベルまでやってくることができたのだ。この先はさらに要求が高くなる。いままで以上に頑張る必要がある。我々は彼からより多くのことを期待しているからね。しかし彼の成功は素晴らしいことだ。我々が若い選手にもチャンスを与えるていることの証明でもある。そして、チャンスを与えられるには、彼ら自身がそれに値する選手である必要がある。つまり、私がチャンスを与える、ということは、その選手がそれに値していることを意味する、ということだ。彼らは自分の足で、ピッチの上で、それを証明しなければならない。そのためには多くの努力が必要で、トレーニングや、U-21でのパフォーマンスでも自分の価値を示し、その上で自分のチャンスが来るのを待って、それが来たときには証明することだ。アレハンドロの場合は、そのステップはすでに乗り越えたが、ここからはさらに要求は厳しくなる。先発イレブンの座を競わなくてはならないのだからね。毎回、同じことの繰り返しだ。限界を超え、次のレベルに達しなければならない。私たちはチームとして挑戦していくが、最も重要なのは、選手ひとりひとりがそれを実行しなければならないということだ」。

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アレハンドロは、チームに成功をもたらしてシーズンを終えたい気持ちでいる。

彼は明日の試合に起用できそうですか?
「1回はトレーニング(セッション)を行ったと思うが、まだ起用できるようになるには早すぎる。彼はまだ(完全なフィットネスに)達していない。あと何回かトレーニングが必要だ。その後、使えるようになるだろう」

振り返ると8月のブライトン戦は、ホームで敗れました。そして今、我々はチャンピオンズリーグの出場権に近づく位置にいます。このことはどれほど満足のいくことなのでしょうか?
「私はシーズン中には、誇りに思う、といったことや満足感については話さないことにしている。なぜなら、満足感は怠惰につながる。私たちはまだシーズン中だからね。まだ6試合残っていて、どの試合にも勝ちたい。そのためにはしっかり集中する必要がある。明日の試合には全エネルギーを注入し、完全に準備が整った状態で臨む必要がある。明日は間違いなく激しいバトルになるだろう。勝ち点を得るためには、その戦いに備える必要がある」。

もし私が8月の時点でトロフィーとトップ4をオファーしていたら、あなたはそれを受け取ったのでは?
「すべての試合に勝ちたいし、すべてのコンペティションに勝ちたい。なので選ぶことはできないが、チャンピオンズリーグに出たいというのは明らかだ。この出場権をかけて我々はいま戦っている。FAカップの決勝戦はシーズンが終わった後だから、今この瞬間、我々が集中すべきはこのことなのだ。だから、今やらなければならないのは、それをやり遂げることだけだ。とはいえ、一試合ごとに取り組んでいく必要がある」。

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もし早くそれを成し遂げられた場合のアドバンテージは?
「"もしも "の話は、こういう場面では絶対にしないものだ。ネガティブでも、ポジティブでもない。明日のゲームに集中する。夢みることなく、同じ集中力を保つ。日々改善していかなければならないし、良いというだけでは十分ではない。私たちはもっと上を目指す必要がある」。

ウェンブリーでニューカッスルを破った後、セント・ジェームズ・パークで彼らと対戦し、ホーム勢から強力な反撃を受けました。ブライトン戦でも同じことを予想しますか?
「それは当然だ。それが当たり前の反応だからだ。トップスポーツに携わる人なら誰でも、やられたらリベンジしたくなると思うし、それは普通のことだ。彼らは私たちに勝ちたいという大きなモチベーションを持っているだろうが、我々もそれに応戦しなければならない。いや、応戦するだけでなく、それを超える必要がある。この試合に勝つには、彼ら以上のハングリー精神を持っていることを示さなければならない。やる気、それが明日のための言葉だ」。

今からシーズン終了までの間、アウェー戦に集中することは、どの程度の目標になるのでしょうか?
「アウェーやホームといったことを考えず、すべての試合で勝たなければならない。だから、明日も勝たなけ���ばならないのだ」。

エリック、ラファ・ヴァランヌとスコット・マクトミネイの復帰については?
「今のところスコット・マクトミネイよりもラファの方が復帰は近いと思う。しかし、ブライトンとウェストハムの2試合にはまだ出場できない」

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ジミー・マーフィーについて話したときに、若手選手の育成について触れていましたね。マンチェスター・ユナイテッドに着任したとき、若手を育て、魅力的なサッカーをし、成功をもたらすことが指揮官に期待されていることを、どの程度認識していましたか?
「マンチェスター・ユナイテッドの文化は知っている。私はユースサッカーの場で(長い間)働いていたので、以前からよく知っていた。オランダの大きな大会では、マンチェスター・ユナイテッドとも何度も顔を合わせたものだよ。15歳以下の大きな大会があるのだが、マンチェスター・ユナイテッドはいつも出場していた。おそらく15歳以下のチームにとってはこれが最も大きなトーナメントのひとつだと思うのだが、それ以外にも、バスビー・ベイブスや92年組のことも昔から話題になっていたのでそれについても知っていた。マンチェスター・ユナイテッドには、ユースを育成し、トップチームへと昇格させていくことに関して多大な歴史がある。私はアヤックスにいたが、アヤックスも同じだ。若い選手を育て、若い選手にチャンスを与え、個性を発揮させるという点ではアヤックスもマンチェスター・ユナイテッドと同じくらい有名だ。たとえ失敗したとしても、彼らは良い人間に育ち、良い人生を送り、社会で活躍し貢献することができる。しかしもちろん、我々が望んでいるのは、選手をトップチームに育て上げることだ。だから、そうした視点も持って取り組んでいる。ガルナチョはもちろん、コビー・マイヌーにも、トップチームへの道は拓けている。しかし第一に彼ら自身がそれにふさわしい選手でなければならない。アカデミーが良い仕事をしてくれている中で、我々は21歳以下の選手たちがトップチームの練習に参加できるような仕組みを作っている。しかし、結局のところ、才能ある者は自分でそれを開花させなければならないのだ」。

 

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