独占初インタビュー「我が家に戻れてハッピー」
監督から、マンチェスター・ユナイテッドへの電撃復帰について質問を投げかける記者まで、レッズに戻ったクリスティアーノ・ロナウドは、あちこちで顔見知りに出くわすことだろう。
レアル・マドリーとユベントスで12年間に及ぶサクセスフルなシーズンを送った後、オールド・トラッフォードでの2度目の挑戦に臨むことになったポルトガルのスーパースターが、ここを自らのふるさとだと感じるのは不思議ではない。
移籍後初の独占インタビューでロナウドは、スチュワート・ガードナーとのインタビューで、2003年、そして2021年の今回、自分をこのクラブに誘った監督たちとの関係について語った。
クリスティアーノ、ふたたび自分はマンチェスター・ユナイテッドの選手だと名乗ることになった気分は?
「知っての通り、僕はこの素晴らしいクラブでファンタスティックな歴史を築いた。18歳のときにいたクラブに、12年経ってまた戻ることになって、とてもハッピーだ。早く試合に出たくてウズウズしているよ」
復帰を決めるにあたっては、サー・アレックス・ファーガソンの影響はどれくらいあったのだろうか?
「18歳でマンチェスター(ユナイテッド)と契約したのは、サー・アレックス・ファーガソンの存在が大きかった。僕がまだスポルティング・リスボンにいた頃、マンチェスターと対戦した試合のことは今でもよく覚えている。サー・アレックス・ファーガソンは僕にとってはフットボール面での父親のような存在だ。彼は僕をものすごく助けてくれたし、たくさんのことを教えてくれた。その後もずっと連絡をとりあっていたから、彼の影響は大きかったと言えるだろうね。それに本当に素晴らしい人で、彼のことが大好きだ。マンチェスター・ユナイテッドと契約して今の地位を築くことができたのも、彼のおかげだ」
人生、そしてキャリアの現時点でこの移籍が自分にとって最適だと感じた理由は?
「自分はベストの選択をしたと思っている。まさに正しい選択だ。ユーベからマンチェスターに移籍し、ここからはまた新たな章が始まる。とてもハッピーだし、嬉しく思っている。これからここでまた歴史を作って、マンチェスターが素晴らしい結果を出すために尽力し、トロフィーを獲得し、ナンバーワンを目指すべくプレーを続けたい」
この移籍についてや、ユナイテッドで構築しようとしているチームについて、オーレとは話をした?
「軽い会話は交わしたけれど、彼が何を期待しているか、といったことについてはこれからじっくり話すつもりだよ。彼とはマンチェスター・ユナイテッドで2、3年一緒にプレーしているから、すでに良い関係性を築けている。ただ、今回は立場が違う。僕は選手で、彼は監督だ。ただそれでも、僕と彼との関係が素晴らしいものであることに変わりはない。自分は彼が結果を手にできるよう、チームの助けになるべくマンチェスターに赴く。監督には存分に自分のことを頼りにしてもらいたい。どんなことも受け入れる用意ができている」
最後に、君の名前を歌い続けて、そして今、赤いユニフォーム姿の君に再会できることに感激しているユナイテッドファンにメッセージを。
「ファンこそが、フットボールの真髄だ。ようやくスタジアムに満員の観客が戻ってきた。スタンドが空っぽだった去年とはまったく違う状況だ。ファンは本当に大事な存在だから、うれしく思う。そしてマンチェスター・ユナイテッドのファンは特別だ。そのことはよく覚えているし、彼らが今でも僕のチャントを歌ってくれているのも知っている。最高の気分だ。僕は前回の時と同様、ピッチで全力を尽くすことを約束する。ベストを尽くして、ゴールをあげる助けになり、アシストし、試合に勝つ。早く彼らに会いたくてたまらないよ!」