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VARがユナイテッドに与えた影響は?

2019-20プレミアリーグ開幕節で話題になったのは、マンチェスター・ユナイテッドがトップ6のライバルであるチェルシーに快勝したことと、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)だった。

2018年のワールドカップ、そして今夏開催された女子ワールドカップでも物議を醸したシステムが、今シーズンからイングランドのトップリーグで導入された。

金曜の夜にアンフィールドで行なわれ、リヴァプールが4-1で勝利したノリッジ・シティ戦では問題なく試合が進行したものの、残りの9試合では様々な出来事が起こった。

4-0でチェルシーに勝利した今節、そして他チームの試合にVARがどういう影響を与えたのかを振り返る。

動画
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ラッシュフォードのPKに繋がった場面

オールド・トラッフォードでは円滑に機能

 フランク・ランパード監督のブルーズを相手にホームで勝利できたのは、幸先が良い。この試合では、判定に関することより、ユナイテッドの非常に効率的なアタッキングフットボールの方が記憶に残るだろう。

先制点は、主審のアンソニー・テイラーがアンドレアス・ペレイラに対するジョルジーニョのファウルでプレーを止めない素晴らしい判断から生まれた。直後、ペナルティエリア内にボールを運んだマーカス・ラッシュフォードがクル・ズマに倒され、PKを獲得。

このファウルに関しては、自動的にロンドンのストックリーパークにあるプレミアリーグ・マッチセンターで、スチュアート・アトウェルがVARで即確認し、ユナイテッドにPKが与えられた。そして18分に、試合が動いた。

その数分後には、明らかにオフサイド位置にいたラッシュフォードがボールをゴールに蹴り込んだが、そのビルドアップでポール・ポグバがチェルシーのファウルを主張。念のためにVARで確認された。

後半にはアントニー・マルシャル、ラッシュフォード、交代出場したダニエル・ジェームズがゴールを続けて決めたが、選手たちがゴールを喜んでいた間にVARでプレーが確認され、進行が遅れることはなかった。

アトウェルと、アシスタントVARのスティーブン・チャイルドは、スコット・マクトミネイに対するタミー・エイブラハムのファウルを確認し、チェルシーのストライカーにイエローカードが出されるべきか、一発退場が適切かが判定された。判定が下るまでに若干の遅れはあったものの、主審のテイラーの判定が支持された。

最終的な判定は、スコアボードとピッチサイドのデジタルボードに表示された他、PAシステムでもオールド・トラッフォード内の7万3620人のファンに伝えられた。

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オールド・トラッフォードで表示されたVARメッセージ

他の試合でのVAR判定

 プレミアリーグは、開幕節で70ほどの場面でVARが採用され、判定が覆ったのは3つの場面だけだった。

その内の2つは、土曜に行なわれたマンチェスター・シティー対ウェストハム・ユナイテッド(5-0でシティーが勝利)で見られた。

シティーが2-0でリードしていた場面、ラヒーム・スターリングからのボールをガブリエル・ジェズスが蹴り込んだかに見られ、ブラジル出身のジェズスが喜んだものの、ロンドン・スタジアムではVARによる確認が行なわれているとアナウンスされた。最終的にVARのデイヴィッド・クーテが、ビルドアップ時にスターリングの肩がオフサイドの位置にあったとして、このゴールは無効となった。

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ウェストハム対シティーでVARと連絡を取る主審のマイク・ディーン

その後、シティーのセルヒオ・アグエロがPKを蹴り、ハマーズのGKウーカシュ・ファビアンスキがセーブしたと思われたが、即座にVARで確認された。主審のマイク・ディーンは、ウェストハムのデクラン・ライスが、アグエロがPKを蹴ろうとしている最中にボックス内に入ったかどうか、そしてファビアンスキが動くのが早過ぎたかどうかの確認を要請。この結果、PKのやり直しとなって、アグエロが2度目のPKを決め、シティーのリードが4点に広がった。

日曜には、レスター対ウルヴズの一戦でもVARで判定が覆った。レアンデル・デンドンケルがコーナーキックを頭で合わせたヘディングシュートが、チームメートのウィリー・ボリーに当たったボールを決め、決勝点をあげたかに思われた場面。VARで1分38秒かけて確認した結果、デンドンケルのヘディングがボリーの腕に当たっていたことがわかり、主審のアンドレ・マリナーは、キングパワー・スタジアムでの一戦を0-0の引き分けとした。

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レスター戦でウルヴズのゴールを無効と判定したアンドレ・マリナー

ファンとメディアの中では意見が割れただろうが、上記の場面を除いて、VARはスムーズに機能し、重要な判定を正しく下したと言える。

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