ユナイテッド

気概を見せたサンチョとラッシュフォード

日曜日 23 4月 2023 23:02

PK戦は、その性質上、必ずしも楽しい経験ではない。

マンチェスター・ユナイテッドは、このような場面で最近良い成績を収めてられていないが、ジェイドン・サンチョとマーカス・ラッシュフォードは、イタリアとのEuro 2020決勝で、イングランド代表としてPKを蹴ったが、失敗した。

ルーク・ショーがスリーライオンズにリードをもたらすなど、イングランド代表は栄光を手にする目前のところだった。サンチョとラッシュフォードにとっては、再びステップアップするため強い気持ちを示さないといけなかった。

当時、アーセナルのブカヨ・サカとともに両者が直面したソーシャルメディア上の罵詈雑言は、心苦しく憂鬱なものであり、今シーズンの試合でも一部のアウェイファンから強い批判を浴びせられた。

今シーズン、ラッシュフォードは定期的にゴールを決めており、常に自信に満ちたプレーを披露してきた。だからこそサンチョにとっては重要な場面で、今後の試合や、古巣とのエミレーツFAカップ決勝に向けて、自信に繋がってもらいたい。

またもアップセットされてしまう可能性があった中で、2人は完璧な形でPKを成功させた。

エリック・テン・ハフ監督は試合後の記者会見で、「以前、イングランド代表で外したことがあることは知っていたが、彼らはPKを得意としていることも知っていた」と説明した。

「彼らはPKに対処してきたし、もうずいぶん前のことだが、PKのトレーニングではとても落ち着いていた」

ボスは、彼らがこの仕事にふさわしい人物であることに疑いの余地はなく、この経験を活かして、再び必ず直面するプレッシャーのかかる場面でも活躍できると信じていた。

「彼らが今日の経験をしたことは素晴らしいことだと思うし、将来に役立つだろう。迷いはなかったと思う。なぜなら、彼らは本当に優れたペナルティーテイカーだからだ」

2021年の運命の夜以来ウェンブリーで2度目の出場を果たしたラッシュフォードは、ブライトンのキーパー、サンチェスのワールドクラスのセーブを必要とする鋭いシュートを放った。

サンチョは先発しなかったものの、レギュレーション終了5分前に交代出場し、延長戦で突破口を探るチームに重要なエネルギーと落ち着きを与えた。

この2人は、6月3日にウェンブリーで行われるシティーとのFAカップ決勝に駒を進めるために、その役割を果たした。

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