監督

監督がレスター戦を総括

金曜日 10 8月 2018 23:00

ジョゼ・モウリーニョ監督は、マンチェスター・ユナイテッドの大半の選手のコンディションが万全ではない中で掴んだレスター戦の勝利をポジティブに受け止めている。

試合は、ポール・ポグバのPKで前半に先制し、後半ルーク・ショーが追加点を決め、2-1で勝利した。

監督が試合後Sky Sports、会見で語った内容は以下の通り…

良い形でプレミアリーグ開幕を飾れた

 良い形でプレミアリーグが開幕したので、ミスター(リチャード)スキューダモア(プレミアリーグ最高経営責任者)も満足しているに違いない。私に言わせれば、3つのチームにより良い試合になったと思う。3選手ではなく、6選手は交代させる必要があった試合だ。私は(フアン)マタかアレクシスを下げて(アントニー)マルシャルを使いたかったが、できなかった。ポール・ポグバは90分はプレーできない状態だった。フレッジも一緒だ。もっと選手交代をする必要があったが、できなかった。タッチラインから指揮するのが簡単な試合ではなかった。

しかし、選手たちには「良い時間帯もあった。自分たちがやりたいフットボールが垣間見られた瞬間が多かった」と伝えた。レスターに押し込まれた時間帯もあったが、チーム一丸となって対応できた。それが重要なことだった。チームは、難しい状況の中で一丸となって戦えた。だが、後半にはアンドレアス・ぺレイラとフレッジにイエローカードが与えられてしまった。ポールはファンタスティックだった。彼の貢献は素晴らしい。それでも時間が経てば経つほどエネルギーも減っていくわけで、大変だった。(スコット)マクトミネイと(マルアン)フェライニを投入して中盤のバランスを取る必要があった。それと同時に、より攻撃的な選手を投じたかった。ラスト20分ではアレクシスを下げてマルシャルを入れて2点目を取り、試合を決めたかったが、交代させられなかったので難しい試合だった。選手たちは全力を尽くしてくれた。彼らには、全力を尽くしてもらいたいと伝えた。もし10分しかプレーできないなら、10分プレーするように伝えた。マルアンは10分以上はプレーできないと言っていたので、「私に君の10分をくれ」と伝えた。全員がファンタスティックなプレーをしてくれた。

開幕戦に勝利

 記事

ポール・ポグバ、ルーク・ショーのゴールで開幕戦に勝利!

プレミアリーグでは全試合がタフ

試合に勝つことと、良いプレーをすることは大事なことだ。前後半ともに良いプレーができたと思う。今日は、我々よりも選手獲得に資金を投じたチームが相手だった。彼らは我々より資金を投じたチームだ。プレミアリーグでは、我々と同程度の力を持ったチームとの対戦に慣れていかないといけない。チームの名前や、歴史、シャツのことなど忘れる必要がある。どのチームも強豪で、どの試合も難しい。難しいプレシーズンを経て、主力が3日間しか練習できない中、開幕戦で勝ち点3を取れたことが重要だ。もちろん、我々にとってだけではないが、どのチームにとっても今シーズンは過酷になる。だが、我々にとっても難しいシーズンになる。私には数ヵ月前から自分のプランがあった。しかしプレミアリーグ開幕までに移籍市場が閉まり、想定していなかった状況にいる。この件について私がコメントするのはこれが最後だ。もう終わったことで、移籍市場は閉まった。これ以上、この件について話をすることはない。フットボールの形は変化している。監督は、現代ではヘッドコーチと呼ばれるべきだろう。我々には各分野のコーチングスタッフを抱えているわけで、監督というよりヘッドコーチに近い。それが現代のフットボールの形だ。

ショーとぺレイラに満足

ルーク・ショーには非常に満足している。ゴールだけでなく、彼は90分の中で1回しかミスを犯さなかった。それも、線審によっては我々にフリーキックが与えられていた可能性があったものだ。守備が非常に良かった。ボールの扱いも上手く、フィジカル面でも上手く対応していた。彼はプレシーズンを最初から最後までこなした選手の一人で、毎試合に出場し、5週間の練習をすべてこなした。アンドレアス・ぺレイラと同様に、良いプレシーズンを送った選手だ。もちろん、アンドレアスについても触れないわけにはいかない。彼はウィンガーで、昨季はバレンシアのベンチメンバーだった。バレンシアのベンチメンバーだった右ウィンガーが、オールド・トラッフォードで6番の役割を担い、素晴らしいプレーをしてくれた。

シニア初ゴールを決めたルーク・ショー

ポグバがPKキッカー

彼はPKに優れた選手で、責任感もあるので、彼がファーストチョイスだ。もちろん、ピッチにはセカンドチョイス、サードチョイスの選手もいる。自信がなかったり、何らかの理由があってファーストチョイスの選手が蹴れない場合に備えてね。ポールは準備を整えていたし、ワールドカップ中もPKの練習を相当にやっていた。ワールドカップのような大会では、出場する全選手がPKを練習する。彼には自信があったし、(キャスパー)シュマイケルもPKに強いGKだ。だが、止められるチャンスはなかった。大事なのはキックの質と気持ちの強さだ。シュマイケルには防げない位置だった。仮に飛ぶコーナーを見極められたとしても、シュマイケルに羽でも生えていない限りは防げない。ファンタスティックなPKだった。

PKを決めたポグバ