リーズ・ユナイテッド 0-2 ユナイテッド

マーカス・ラッシュフォードのヘディング、交代出場のアレハンドロ・ガルナチョのフィニッシュにより、3分間で2ゴールを決めたユナイテッドが勝ち点3を手にした。

上記ゴール以外にも、ラッシュフォードとヴァウト・ヴェフホルストがオフサイドの判定を受けた場面もあった。

試合は、両クラブのライバル関係の激しさを表すほど白熱した攻防になり、多くのファウルでプレーが中断された。

前半：ファウル、ファウル、ファウル

エランド・ロードは、両チームとも熱狂的なファンで溢れていた。ピッチの上ではファウルが多発し、フィジカルなプレースタイルが目立った。その結果、ホームチームが早い段階でフリーキックを獲得し、左ウィングのマキシミリアン・ヴェーバーによるシュートはダビド・デ・へアがセーブし、さらにクリセンシオ・サマーフィルがシュートを放つが、枠をとらえられない。

試合開始から約20分後、ユナイテッドに最初のビッグチャンスが訪れる。ジェイドン・サンチョがすでにイエローカードを受けていたジュニオール・フィルポを相手にし、ブルーノ・フェルナンデスにボールを渡す。ブルーノは、この試合に臨む前にリーズに対してすでに6ゴールを決めていたが、この試合で最初のシュートはファーポストから大きく外れてしまった。

試合は中盤に入り、30分前に両チーム合計11のファウルを犯すなど荒い展開になった。ルーク・アイリングとタイレル・マラシア、フェルナンデスとサマーフィルがぶつかり合い、ライバル関係の激しさを見せつけた。

そしてハーフタイム終了直前、リーズがゴールに襲い掛かる。サマーフィルはデ・へアにセーブを強いた素早いカウンターアタックを生み出し、ハリー・マグワイアとマラシアに抑えられクリアーされる。

その直後、今度はリーズのディフェンスからボールを奪ったフェルナンデスが、敵陣深くでイラン・メリエが守るゴール前に迫った。しかし、このチャンスはメリエの好セーブに阻まれた。

後半 - ユナイテッドのラリー

リーズは2つのビッグチャンスで試合を有利に進める。そのうちの1つは、ボックス手前でアイリングが放ったシュートがルーク・ショーにヒットし、ボールが枠を外れるというものだった。

その数分後、ユナイテッドはカウンターアタックを仕掛け、フレッジがボックスに迫っていたラッシュフォードにパスを通すも、10番はペナルティエリア内で倒される。しかし、主審はすぐにノーペナルティのサインを出した。

後半15分、ユナイテッドが再びチャンスメーク。ガルナチョが左サイドから切れ込み、フレッジにパスを出す。フレッジからボールを受けた右サイドのディオゴ・ダロトのシュートはクロスバーに当たり、リーズのディフェンスにクリアーされた。

リーズの攻撃を防いだ2分後だった。ラッシュフォードにチャンスが訪れる。マルセル・サビツァーの絶妙なパスが左サイドのショーに。ショーからラッシュフォードにクロスが供給されると、ラッシュフォードが弾丸ヘディングシュートを決め、残り10分で先制。

勢いに乗るユナイテッドは、左サイドを駆け上がったガルナッチョの右足シュートがネットを揺らし、勝負を決めた。

試合情報

メリエ、アイリング、コッホ、ヴェーバー、フィルポ、マッケニー（86分にグリーンウッドと交代）、アダムス、サマーフィル、ハリソン（72分にアーロンソンと交代）、ニョント、バンフォード（58分にラターと交代）

出場機会のなかったサブ：ロブレス、ギャビ、クリステンセン、ピニェイロ・モンテイロ、フェルナンデス、チロコア＝ミューレン

イエローカード：フィルポ、マッケニー 

ユナイテッド デ・へア、ダロト（72分にワン・ビサカと交代）、マグワイア、ショー、マラシア（60分にマルティネスと交代）、サビツァー、フレッジ、サンチョ（60分にガルナチョと交代）フェルナンデス、ラッシュフォード（90+1分にエランガと交代）、ヴェフホルスト

出場機会のなかったサブ：ヒートン、リンデロフ、ヴァランヌ、イクバル、ペリストリ

ゴール：ラッシュフォード（81分）、ガルナチョ（84分）

イエローカード：フレッジ