レジェンド・オブ・ザ・ノース：ユナイテッド 1-3 リヴァプール

前半は0-0で終わったものの、後半はゴールラッシュとなった。

ルイス・ガルシアのゴールでリヴァプールが先制後、ディミタール・ベルバトフのPKで同点に追いついたが、マーク・ゴンサレスの見事なフリーキックと後半の一撃により、ケニー・ダルグリッシュのチームが9月のリターンレグを前に、勝利を収めた。

この試合もまた、シアター・オブ・ドリームスで行われたファンタスティックな一戦となった。観客はリヴァプールレジェンド、そしてユナイテッドの17人の偉大な選手たちを迎えた。

前半

前半は、リヴァプールのキャプテン、ジェイミー・キャラガーのパスミスにより、ユナイテッドサポーターの大歓声の中で始まった。

しかし、最初のチャンスはリヴァプールレジェンドに巡ってきた。スチュワート・ダウニングが左サイドを突破し、危険なクロスを上げたが、アンドレイ・ヴォロニンが触る前にレイモント・ファン・デル・ハウヴが押しとどめた。

パトリス・エヴラは、現役時代の爆発的なペースの片鱗を見せ、ユナイテッドに最初のチャンスをもたらす。エブラは左サイドを突破し、ベルバトフにボールを預けたが、枠外からのシュートはイエジー・ドゥデクによって防がれてしまう。

ユナイテッドは、ルイ・サハが負傷したため、ダニー・ウェバーが交代出場。

前半の半ばにはユナイテッドにも決定機が。ニッキー・バットは、イェスパー・ブロムクヴィストとベルバトフの好連携後に左足でシュートを放ったが、ポストをかすめた。

その数分後、カレル・ポボルスキーが右サイドを突破し、身体を捻りながらシュートを放つが、惜��くもポストの上に外れる。

リヴァプールの圧力にもかかわらず、アントニオ・バレンシアはゴールライン上で見事なクリアー。

ハーフタイムが近づくと、元チームメイトのベルバトフとバレンシアが連係し、前半で最高のチャンスを演出した。しかし、エクアドル人MFはゴールを割ることができなかった。

後半

ハーフタイムに大幅な選手交代を行ったリヴァプールは、後半2分、ヨッシ・ベナユンのスルーパスを受けたガルシアが、ファン・デル・ハウヴをかわしてゴール前にパスを送り、リードを奪う。

しかし、そのリードも長くは続かず、ベルバトフがボックス内でモモ・シソコのファウルを誘い、獲得したPKを冷静にゴールに流し込んだ。

リヴァプールはゴンサレスとディルク・カイトをGKケヴィン・ピルキントンの見事なセーブで退ける。

しかし、1時間が経過したところで、再びリードを許す。ゴンサレスはその数分前にもピルキントンに阻まれていたが、フリーキックはユナイテッドのストッパーにチャンスを与えずに壁を避け、右コーナーに決まった。

試合は残り20分となり、ユナイテッドは同点ゴールを目指して攻め込み、ウェバーはサンデル・ヴェステルフェルトに襲いかかるも、オランダ出身のキーパーはジョン・オシェアのクロスをファーポストで止めるという素晴らしいセーブを見せた。

試合終了間際には数分間激しい攻防が繰り広げられたが、結局どちらもゴールネットを揺らすことはできなかった。

ウェバーがバレンシアのクロスに頭で合わせるも、ヴェステルフェルトが伸ばした手により阻まれた。

ロスタイムにユナイテッドが選手を押し上げると、リヴァプールはユナイテッドレジェンドを率いたブライアン・ロブソン監督に強烈なパンチを浴びせる。ハーフウェイラインでガルシアがシルヴェストルからボールを奪うと、ゴンザレスは低い弾道のシュートを決め、2点目を挙げた。

両レジェンズは9月にアンフィールドで行われるレジェンド・オブ・ザ・ノースの第2戦で再び対戦する。

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試合情報

ユナイテッド：ファン・デル・ハウヴ、ネヴィル（C）、ヨンセン、スタム、エヴラ、ポボルスキー、バレンシア、バット、ブロムクヴィスト、サハ、ベルバトフ

交代出場選手：フォーチュン、ウェバー、ピルキントン、オシェイ、シルヴェストル、ブラウン

得点：ベルバトフ（50分）

リヴァプール：ドゥデク、クヴァルメ、ザビエル、アウレリオ、キャラガー（C）、ペナン、ル・タレク、ディアオ、ロドリゲス、ダウニング、ヴォロニン

交代出場選手：ガルシア、ベナユン、カイト、シナマ・ポンゴル、ライト、シソコ、エンリケ、ヴィニャル、ゴンサレス

得点：ガルシア（47分）、ゴンサレス（62、90+2分）