テン・ハフ時代最大の逆転劇

オールド・トラフォードでの劇的な午後、ユナイテッドはわずか3分47秒で2点のビハインドを背負ってしまう。ユナイテッドがプレミアリーグでの一戦でこれだけのリードを奪われた時間としては、最速だった。

しかし、タイウォ・アウォニイとウィリー・ボリーのゴールは、チームの気骨溢れるパフォーマンスによって帳消しにされた。2点目の失点から17分後、クリスティアン・エリクセンがマーカス・ラッシュフォードの折り返しを蹴り込み、1点を返す。

後半開始から7分後、ブルーノ・フェルナンデスのフリーキックからカゼミーロが同点に追いつくとユナイテッドが優位に立ち、（ジョー・ウォーラルが退場後）10人のフォレストに激しくプレッシャーをかけていたブルーノは、落ち着いてPKを成功させて逆転。

テン・ハフの下、チームはこれまで何度も重要な逆転劇を演じてきたが、2点ビハインドからの逆転勝利はこれまでなかった。

昨シーズンはホームでリーズ・ユナイテッドに2-0とリードされながら、後半にマーカス・ラッシュフォードとジェイドン・サンチョのゴールで2-2の引き分けに持ち込んだ。

エミレーツFAカップではウェストハム・ユナイテッドとフルアムを破り、ヨーロッパリーグではバルセロナに勝利した。

また、ウェンブリーでトロフィーを掲げたカラバオカップでは、アストン・ヴィラ相手に2度もリードを許した。

プレミアリーグで言えば、マンチェスター・ダービーでの記念すべき勝利、エヴァートンとのアウェイでの勝利、そして最終節のフルアム戦での勝利は、いずれもビハインドを負った後に2-1のスコアで達成したものだった。

Opta Joeは、ユナイテッドがプレミアリーグ史上最多となる2点ビハインド以上の状況から13勝を挙げたとTwitterに投稿している。

今日の結果で、ユナイテッドはシアター・オブ・ドリームスで31試合連続無敗となった。