キャリックがボロのヘッドコーチに就任
レッズのレジェンド、マイケル・キャリックがミドルズブラの新監督に就任することが発表された。マンチェスター・ユナイテッドの関係者一同は、彼の成功を心から祈っている。
現在41歳のキャリックは、オールド・トラッフォードで選手として12シーズン活躍。その後ジョゼ・モウリーニョとオーレ・グンナー・スールシャールの下で指導者としてのキャリアを積んだ。暫定監督として3試合指揮をとり、ビジャレアルとアーセナルに勝利し、チェルシーと引き分けている。
キャリックは昨年12月、家族と過ごすため、そしてこれからについて考える時間をもつため、ユナイテッドを去った。10ヵ月後、彼にとって大きな意味を持つもうひとつのクラブで、彼はヘッドコーチとして最初の一歩を踏み出す。
「このような歴史と伝統のあるクラブの一員となることに、とても興奮している。9歳の少年だった私が初めてプレーしたプロクラブがミドルズブラだった。ヘッドコーチとしてここに戻ってきたというのは、とても特別な気分だ」とキャリックはボロのウェブサイトにコメントしている。
「イングランド北東部で育った私は���この地域の人々にとってフットボールがどのような意味を持つか十分に理解している。このようなポストに就き、皆さんのフットボールや ボロに対する情熱や熱意を感じることができることを、本当に光栄に思っている。チームを成長させ、クラブを前進させ、サポーターの皆さんに誇りに思ってもらえるよう、すべてを捧げたい。早く始めたくてウズウズしている」。
The club is delighted to announce the appointment of Michael Carrick as Head Coach 🤝
— Middlesbrough FC (@Boro) October 24, 2022
Welcome to #Boro, Michael! 🔴⚪️ #UTB
ミドルズブラのスティーブ・ギブソン会長も、リバーサイド・スタジアムにキャリックを迎え入れることを喜んでいる。
「我々は、マイケルをクラブに迎えることを大変嬉しく思っている。何人かの候補者と話をし、その全員に感銘を受けた」。
「しかしマイケルは傑出していた。マイケルは、クラブと同じ価値観を持っていて、お互いの志も一致している。我々はマイケルがこのクラブにとってパーフェクトな存在だと見ている。そして彼も、ここがまさに今の彼にふさわしいクラブだと確信している」。
ミドルズブラとユナイテッドで活躍した元DFガリー・パリスターも、キャリックの監督としての成功に太鼓判を押している。彼は最近のUTDポッドキャストでもこう話していた。
「とてもエキサイティングなことだと思う。マイケルはここ(ユナイテッド)でトップチームの監督職も経験しているし、モウリーニョやオーレの下で経験を積んだ。彼はとても知的だし、ミドルズブラにとって良い選択だと思う」。
ユナイテッドOBで最初の監督職がミドルズブラ、というのは、彼のヒーローであるブライアン・ロブソンの足跡をたどる形だ。”キャプテン・マーベル“ことロブソンが味わったような成功を、彼も達成したいと望んでいることだろう。ロブソンはボロをプレミアリーグに昇格させ、その後3度、カップ戦の決勝に導いた。
マイケルの監督としての初仕事は、土曜日に行われるチャンピオンシップのプレストン・ノースエンドとのアウェー戦だ。
キャラスの幸運を祈る!