レッズのブラジルトリオが準々決勝進出
マンチェスター・ユナイテッドのブラジル代表トリオ、カゼミーロ、フレッジ、アントニーが、ワールドカップ準々決勝進出を決めた。
ラウンド16で韓国と対戦したブラジルは、ハーフタイムまでに4点差をつけての圧勝。
フル出場したカゼミーロは中盤で存在感を発揮し、相手を寄せ付けなかった。
ベンチスタートのフレッジとアントニーには出番がなかった。そしてもう一人のレッド、アレックス・テレスは残念ながら負傷したため、残りの試合を欠場することになった。
スコアラインが示すように、チッチ監督率いるブラジルは、終始試合を支配した。
試合開始10分も経たないうちに先制点をマーク。ラフィーニャが右サイドでディフェンダーをかわしてボックス内にボールを入れると、逆サイドのヴィニシウスが落ち着いてゴールを打ち抜いた。
その直後、リシャルリソンがボックス内で倒されると、主審は躊躇なくペナルティスポットを指差した。歩み出たのはネイマール。負傷のためチームから離脱していたエースストライカーは、GKキム・スンギュの左脇にボールを流し込み、ブラジルのリードを2点に広げた。
試合開始後約30分、巧みなスキルでボールキープしたリシャルリソンがショートパスで展開すると、チアゴ・シウバがディフェンスの間を抜くパスを送り出す。 これを受けたリシャルリソンがキーパーとの1対1を制して3点目を追加。
さらにその後、ウェストハムのMFルーカス・パケタが見事なフィニッシュで4点目を決め、韓国のベスト8進出の望みを打ち砕いた。
逆サイドから、山なりのパスを出したのはヴィニシウス。これをパケタがボレーシュートで叩き込んだ。
後半、ブラジルがややペースを落とすと、韓国に反撃のチャンスが訪れる。
フリーキックがクリアされたボールを足元に受けたパク・スンホが、強烈な左足ボレーでミドルシュートを叩き込んだ。
しかし逆転するには遠く、韓国の敗退が決まった。
我らが3人のレッズには、準々決勝が待っている。
緊迫したPK戦の末に日本を下したクロアチアが、ブラジルの次の相手だ。
この試合は12月9日(金)のイギリス時間15:00(日本時間24:00にキックオフされる。