オーレが選手たちの粘り強さを称賛
マンチェスター・ユナイテッドは、ウルヴズ戦に1-0で勝利をおさめ、プレミアリーグで2位に浮上した。試合後オーレ・グンナー・スールシャール監督は、選手たちの忍耐力や粘り強さを称えた。
マーカス・ラッシュフォードのアディショナルタイムの一撃が、屈強な相手ゴールを破った。
以下は、オーレが試合後、MUTVとアマゾン・プライムに語ったコメントだ。
ユナイテッド 1-0 ウルヴズ
記事マンチェスター・ユナイテッドが2020年最終戦に勝利
ユナイテッドらしい終了間際の決勝点
「今シーズンの序盤戦で復活できたことのひとつだ。昨シーズンは試合の終盤であまり得点できていなかったが、それはこのクラブの伝統でもあるからね。ふだんは多くのサポーターがスタンドで我々の後押しをしてくれているわけだが、ストレットフォード・エンド側ではこういうゴールが決まることがたびたびある。ここ最近も、試合の終盤に得点できている。それは精神面とフィジカル面、両面での作用を表すものだ。
終盤に向けてサポーターの力を借りたいような展開の試合ではあったが、今夜はヘルプなしでも勝つことができた。ボールが相手選手に当たって逸れるという幸運もあったが、攻め続けたというところにチームの成長が表れている。決して諦めない、という精神だ。今シーズンは、たびたびこのような試合を実現することで、感覚が身についてきている。良い兆候だ」
信じることを諦めない
「ウルヴズはカウンターアタックでは常に危険だから、しっかり守る必要があった。エリック(バイリー)は素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。何度かカウンターアタックを防いでくれた。後半はネマニャ(マティッチ)も止めてくれた。後半、相手のカウンターに対応するためにポジションに若干手を加えたのも奏功した。ダビド(デ・ヘア)もしっかりセーブしてくれたしね。我々にとって非常に重要なセービングだった。
ウルヴズ戦では4-3や5-4といった試合は望めない。いつもタイトな試合になる。彼らはなかなか点をとらせてくれないから今夜も苦戦したが、リカバリーの時間が1日多かったのも効いたかもしれない。彼らはラスト20分はかなり疲れているようだったからね。信じることをやめずに攻め続ける、その信念がこのチームにはある」
ハーフタイムでの選手交代について
「ポジションの問題だった。(アレックス・テレスに替えてルーク・ショーを起用したのは)違ったダイナミクさをもたらすためだ。(ハードなタックルを見舞われた)アレックスは、おそらく大丈夫だろう」
年末年始のタイトなスケジュール
「試合の間には最低2日、キックオフからキックオフまでは72時間のブレイクが選手たちには必要だ。しかし我々は選手の層も厚いから、チームを入れ替えることができる。今日は6人を変更したが、そのように変更の余地があるというのはありがたい。次の試合は金曜の夜だ(ホームでのアストン・ヴィラ戦)。選手たちが大晦日にはしゃぎすぎないことを願っているよ!彼らも今日の勝利に喜んでいる。勝利は自信になるし、メンタリティーや臨む姿勢にも好影響を与えてくれる。きっと金曜までにはしっかり回復しているはずだよ」
タイトル争いの一角に?
「いまは次の試合に集中することだけ考えたい。退屈に聞こえるかもしれないが、あまり先のことは考えたくない。現時点では、好位置につけている。しかしまだシーズンは半分にも達していない。まだまだ先は長い。これまでも満足いかない出来の試合もあったが、ウルヴズのように厳しい相手との試合にも勝つことができた。彼らにリーグ戦で勝ったのは、私が着任して以来初めてだよ。FAカップでは破っているが、彼らと7回対戦した中で、多くのゴールはあげられていない。だから今日の勝利は、私にとっても大きな前進だ。パフォーマンスがそれほどよくない試合でも、勝つことはできるのだ」。