ラッシュフォードがルーニーを尊敬する理由

マーカスには、シニアチームに入ったばかりの数シーズン、クラブ歴代最多得点王とドレッシングルームを共にした経験もある。

ラッシュフォードは、バーンリー、ノッティンガム・フォレスト、ウルヴズ戦でゴールを決め、12月のユナイテッド月間最優秀選手賞を受賞するなど、絶好調を維持している。

カゼミーロとルーク・ショーを抑えての受賞となったが、その勢いは新年に入っても衰えず、マーカスは2010年にルーニーが打ち立てた得点記録を更新している。

オールド・トラッフォードでのマンチェスター・シティー戦を前に、12月のクラブ月間賞を受賞したマーカスのインタビューをチェック。

マーカス、12月の月間最優秀選手賞の受賞おめでとうございます。先月の自分のプレーを振り返ってみていかがですか？
「ゴールを決めることができたし、最終的には試合にも勝つことができたので、とても楽しい瞬間だった。同時に、ワールドカップから帰ってきて、みんな違う心境で少し難しかったけど、これまでのようにパフォーマンスと結果を一緒に出せるのはいいことだと思う」

カゼミーロとルーク・ショーを抑えての受賞ですね。他の月であれば、彼らは受賞に値する選手だったと思いますが、最近の彼らのパフォーマンスについても一言...。
「2人とも信じられないような活躍だった。ワールドカップから戻ってきた今月は、2人とも異なるポジションでプレーしていたし、違うステージでもプレーしていた。僕らが勝ちたいトロフィーを獲得し、自分たちが設定した目標を達成するためには、彼らのような選手が必要なんだ」

現在、フットボール界にはたくさんの個人賞がありますが、この賞はユナイテッドファンの投票によって選ばれるため、常により大きな意味を持つのでしょうか？
「どの賞も嬉しいけれど、先ほども言ったように、ファンから認められるのは間違いなく嬉しい。だから、投票してくれたみんなに感謝しているし、これからもいいフットボールができるようにしたいね」

今シーズンの受賞者は5ヶ月で5人目ですが、様々な選手が貢献していることで、チーム全体の調子をよく表していると思いますか？
「そうだね。シーズンが進むにつれて、チーム全体として良くなってきていると思うし、今の状態が続くことを願っている。ああ、間違いなく全員が努力している。みんなが自分の役割を果たし、それを続けていかなければならない。他の選手があまりいいプレーをしていないときは、彼らをプッシュし続けなければならないし、チームメートであると同時に友人でもなければならない。誰かの勝利が自分達の勝利。それが僕らのメンタリティーだし、さっきも言ったように、チームメートたちの将来が楽しみだよ」

1月も好調をキープしています。今、ゴール前ですべてがうまくいっていると感じているのでしょうか？
「良いチャンスを作り続ける限り、ゴールを決めることができると感じている。最前線には才能のある選手が揃っている。僕だけがゴールを決められるわけではないからね。フォワード陣には非常に優れたパスの出し手が揃っているので、全般的にゴールを決めることができると思う。いい走りをコンスタントに続けていれば、チャンスをつかめない試合はないはず。フォワードラインとしては、今の自分たちのプレーに満足しているけれど、常に改善の余地はあるし、ゴールを決めることに飽きることはない。僕たちの多くは、まだゴールに飢えている。さっきも言ったように、中盤とバックラインが前方へのパスを出してくれるから、これからもそうしていけると思うよ」

チャールトン戦のゴールで、ウェイン・ルーニーがオールド・トラッフォードで記録した8試合連続得点（2010年）に並びましたね。彼のプレーを見て育ったあなたにとって、このゴールはどれほどの意味を持ち、また、彼からどれほどのことを学んだのでしょうか？
「もちろん、僕にとっては大きな出来事だけれど、肩を並べられたなんて信じられない。彼はユナイテッドで素晴らしいキャリアを積んだ。彼は僕のヒーローの一人で、いつも楽しく見ていた。彼はすべてを出し切ろうとし、その小さな積み重ねが、長年にわたって彼が示してきたことに繋がっていると思う。だから、そういう選手と同じ道を歩めるのは、いつだって素晴らしいことなんだ」