ハダースフィールド戦プレビュー

3月下旬の時点で降格が決まったテリアーズだが、少しでも良い形で来季のチャンピオンシップに臨もうとしている。シーズン開幕をデイヴィッド・ワグナー体制で迎えるも、年明けに監督を更迭。新監督には、ボルシア・ドルトムントの2部を率いたヤン・ジーヴェルトを起用した。

まだトップ4の可能性を残しているユナイテッドにとって、今節は極めて重要になる。

週末の試合に関連した情報を紹介しておこう。

試合情報
試合は、日本時間5日（日）22:00から開始。

チームニュース
1-1のドローに終わったチェルシー戦で膝を痛めたエリック・バイリーは、欠場が確定。

チェルシー戦に出場するも、肩の負傷により交代出場したマーカス・ラッシュフォードは、水曜の練習に参加した。今節にも出場できるかもしれない。

先月のエヴァートン戦の前半終了後に交代したフィル・ジョーンズも、練習に復帰。アンデル・エレーラは、チェルシー戦で復帰したばかりだ。

アカデミー生のタヒス・チョン、ジェームズ・ガーナー、アンヘル・ゴメス、リー・オコナーもファーストチームのトレーニングに参加。残る2試合でチャンスを与えられるかもしれない。

最新チーム情報は、オーレ・グンナー・スールシャール監督が、金曜の会見で話すと見られている。

ハダースフィールド
MFのアーロン・ムーイは、欠場が濃厚だ。28歳のムーイは、膝の負傷により10試合を欠場中となっている。

また、正GKのベン・ヘイマーも打撲により欠場する可能性が高い。ここ2試合を欠場したヘイマーに代わり、ヨナス・レッスルが代役を務めた。フォワードのローラン・デュポワトルは、足の負傷により欠場するだろう。同選手は、2月23日のニューカッスル戦以降プレーしていない。

降格決定までの過程
プレミアリーグに戻った昨季を乗り越えられたものの、今季は序盤から苦戦が続いた。昇格させたワグナー前監督は、今年の1月14日に解任。その時点でハダースフィールドが獲得していた勝ち点はわずか8だった。そして、ドルトムントの2部を率いたジーヴェルト新監督が招聘された。

今季のハダースフィールドは、3勝しかできていない。その内の2勝はウルヴズを相手にしてのもので、あとは5分。この戦績では最下位も仕方がない。新監督は健闘したものの、降格の流れを止めることはできなかった。36歳の指揮官は、すでに来季のチャンピオンシップを見据え、1年での返り咲きを狙っている。

注目選手
21歳のカーラン・グラントは、加入から短期ながらも印象に残るプレーを続けている。

1月の移籍市場でチャールトン・アスレティックから加入すると、11試合でチーム最多となるゴールを決めている。ユースレベルだが、イングランド代表にも召集された選手だ。

グラントは、2-1で敗れたアーセナル戦で移籍後初ゴールを決めると、ウェストハム戦、直近のホームゲームだったワトフォード戦でもゴールネットを揺らした。

ユナイテッドとの戦績は？
ユナイテッドは、ハダースフィールドと相性が良い。直近15回の対戦で敗れたのは、ただの1度のみ。2017年10月の試合に2-1で敗れて以来、ユナイテッドはハダースフィールドとの試合に勝ち続けている。昨季のエミレーツFAカップ5回戦で当たった時には、ロメル・ルカクが前後半にそれぞれゴールを決め、2-0で勝利。同試合では、フアン・マタも得点を決めたかと思われたが、VAR判定により無効となった。

直近では、昨年のボクシングデイに対戦。スールシャール監督が暫定監督に就任後初めてのホームゲームで、ネマニャ・マティッチ、ポール・ポグバが後半にゴールをあげて勝利した。

審判は？
リー・メイソンが主審を務める。メイソンがユナイテッドの試合を裁くのは、2019年になってからは初のこと。昨年10月のクリスタル・パレス戦、4-1で勝利した2018年12月のボーンマス戦でも主審を務めた。

アシスタントはハリー・レナードとスコット・レドガー、第4審判はマイク・ディーンが務める。

ライバルの試合
残り2節となったプレミアリーグでは、各チームがアウェイかホームでの最終戦を行う。

トッテナムはボーンマスとアウェイで、チェルシーはホームでワトフォード と対戦する。アーセナルは、日曜のごごにホームでブライトン＆ホーヴ・アルビオンと対戦する。

5月3日（金）
エヴァートンv バーンリー

5月4日（土）
ボーンマス v トッテナム
ウェストハム v サウサンプトン
ウルヴズv フルアム
カーディフv クリスタル・パレス
ニューカッスル v リヴァプール

5月5日（日）
チェルシー v ワトフォード
ハダースフィールド v マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル v ブライトン

5月6日（月）
マンチェスター・シティー v レスター