2024 FAコミュニティシールド
マンチェスター・ユナイテッドはFAコミュニティシールドで好パフォーマンスを見せたが、惜しくもPK戦で敗れた。
ユナイテッドは試合をコントロールし、より良いチャンスを作り、82分には交代出場のアレハンドロ・ガルナチョが素晴らしいゴールで均衡を破った。
しかし、試合終了間際にベルナルド・シルバがポスト直撃のヘディングシュートを決めてシティーに同点に追いつかれた。
タイトルを手にすることができなかったのは残念だが、この試合から多くのポジティブなものを得ることができた。
前半
ウェンブリーでは、ディオゴ・ダロト、リサンドロ・マルティネス、ブルーノ・フェルナンデスが今夏初出場を果たした。
ペップ・グアルディオラが試合前の記者会見で示唆したように、シティーは若さ溢れるメンバーを選んだ。
22分、右サイドから切れ込んだFWオスカー・ボブが左足でシュートを放つが、アンドレ・オナナが守るゴールは大きく外れた。その数分後、マルティネスのルーズボールを拾ったジェームズ・マカティのシュートはポストに嫌われる。
このチャンスをきっかけにユナイテッドは息を吹き返し、すぐにピッチを上げ、最初のチャンスを迎える。 アマドが右サイドを駆け上がり、2人のマーカーの間を縫って左足でシュートを放つが、ファーポストのわずかに外。
アマドは、カゼミーロとパス交換をしてゴール前に走り込み折り返しを選択。素晴らしいチームワークを見せたものの、メイソン・マウントには通らなかった。アマドがシュートを選択していたとしても、異論はなかっただろう。
後半
54分にはフェルナンデスのゴールがラインズマンの旗の遅れでオフサイドと判定され、フラストレーションがたまる。ブルーノは25ヤードからゴール隅に見事な一撃を決めたかと思われた。
エリック・テン・ハフ監督は60分前に4人の選手を入れ替え、プレシーズンで印象的なプレーを見せたトビー・コリアーをデビューさせた。20歳のMFは、伝説のアカデミーから251人目のデビューを果たした。ファクンド・ペリストリも昨シーズンのグラナダでのレンタル移籍を経て復帰し、右サイドバックとしてプレー。
両者に疲れが見え始め、スペースが生まれ、得点のチャンスが増え始める。カゼミーロの素晴らしいパスに反応したブルーノがまたもやシュートを放つが、エデルソンの好セーブに遭う。
ラッシュフォードが左足で放ったシュートはポストを叩き、その直後にはコーナーキックから10番がヘディングシュートを放ち、スコット・マクトミネイが至近距離からシュートとたたみかける。
ユナイテッドのプレッシャーが功を奏し、交代出場のガルナチョが右サイドから中に切れ込み、2人のDFをかわして左足でゴール隅にシュート。これが決まって先制に成功する。
しかし89分、ベルナルドがヘディングシュートを決められてしまい、PK戦となった。
PK戦
PK戦の結果は以下の通り。
ブルーノ・フェルナンデス:成功
ベルナルド・シウバ:失敗
ディオゴ・ダロト:成功
ケビン・デ・ブルイネ:成功
アレハンドロ・ガルナチョ:成功
エルリング・ハーランド 成功
ジェイドン・サンチョ:失敗
サビーニョ:成功
カゼミーロ:成功
エデルソン:成功
スコット・マクトミネイ:成功
ヌネス:成功
リサンドロ・マルティネス:成功
ルベン・ディアス:成功
ジョニー・エヴァンス:失敗
マヌエル・アカンジ:成功
ラインアップ
ユナイテッド:オナナ、ダロト、マグワイア(58分にペリストリと交代)、エヴァンス、マルティネス、カゼミーロ、メイヌー(58分にマクトミネイと交代)、アマド(58分にガルナチョ と交代)、マウント(58分にコリアーと交代)、ラッシュフォード(84分にサンチョと交代)、フェルナンデス
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、エリクセン、アントニー、ジルクゼー
マン・シティー:エデルソン;ルイス、アカンジ、ディアス(c)、グバルディオル(90分にアケ と交代);コバチッチ、オライリー(65分にヌネスと交代)、マカティ(80分にベルナルドと交代');ボブ(90分にデ・ブライネと交代)、ハーランド、ドク(65分にサビーニョと交代)
出場機会のなかったサブ:オルテガ・モレノ、カーソン、フィリップス、カボレ
イエローカード:ヌネス、ベルナルド
試合スタッツ
ポゼッション:マン・シティ 56% ユナイテッド 44%
シュート数:マン・シティ 9 ユナイテッド 8
枠内シュート:マン・シティ 1 ユナイテッド 2
コーナー数:マン・シティ 6 ユナイテッド 2