ユナイテッド

レポート:カディス 4-2 ユナイテッド

水曜日 07 12月 2022 21:53

2022-23シーズン再始動に向けた最初の親善試合でカディスに敗戦を喫したが、エリック・テン・ハフ監督率いる21人の遠征メンバーがピッチで貴重な時間を過ごしたことは、非常に有意義だった。

この試合では、カルロス・ガルシアとチョコ・ロサーノが前半に、ルーベン・ソブリノとトーマス・アラルコンが後半にゴールを決め、ホームのカディスに4-2の勝利をもたらした。

アントニー・マルシャルが前半の半ばにPKを決め、アカデミー出身のコビー・マイヌーも交代出場からわずか数分で同点ゴールを決めた。

両ゴールへの流れるようなビルドアップは監督を満足させただろう。土曜日(日本時間11日2時)のレアル・ベティス戦(MUTVで生放送)に向けて数日後にチームをトレーニングのピッチに戻す際には、改善点だけでなく、他の良い場面も見られるはずだ。

マルシャルの冷静なPK 動画

マルシャルの冷静なPK

カディスとの親善試合で落ち着いてPKを決めたアントニー・マルシャル

ユナイテッドは8分にセットプレーから失点し、悪いスタートを切った。アレックス・フェルナンデスが右サイドで短いフリーキックを得ると、カディス主将のイバン・アレホがファーポストへクロスを送り、若いDFカルロス・ガルシアがマルティン・ドゥブラフカの頭上にボールを蹴り込んだ。

その6分後、さらにカディスが点差を広げる。ブライアン・オカンポの好守でフェルナンデスが左サイドでフリーになり、元マンチェスター・シティのストライカー、アルバロ・ネグレドが低いボールをボックス内に送ると、ホンジュラス代表のチョコ・ロサーノがゴールへ追加点を叩き込んだ。

カディスの2得点の間に、ユナイテッドはPKを獲得し、ユナイテッドは1点を返す。

アンソニー・エランガが左サイドを疾走し、カディスのディフェンスに襲いかかったが、エリア外で跳ね返された。その数秒後、ジダン・イクバルがマルシャルとの巧みなワンツーでボックス内に侵入し、センターバックのルイス・エルナンデスに倒された。この場面でマルシャルはステップアップし、チップキックを冷静に決めた。

テン・ハフ監督は、後半開始から10選手を交代させ、ユナイテッドは再びチャンスを得る。

後半開始から3分、監督が送り込んだフレッシュな若手たちが決定機を生み出す。ショラ・ショレティレが右サイドのショートコーナーからマルク・ジュラドにボールを送ると、スペイン人右サイドバックはマイヌーにアシストを供給。マイヌーが放った強烈なシュートは、ディフレクトしてネットを揺らした。

昨シーズンのFAユースカップで優勝したユナイテッドの中心メンバーであるマイヌーにとって素晴らしい瞬間だったに違いない。

その後コンゴ代表のテオ・ボンゴンダが右サイドから中へ切れ込み、左足でボックス内にボールを入れると、30歳のFWルーベン・ソブリノがチャンスをものにした。ドゥブラフカと守備陣は当然オフサイドをアピールしたが、VARが作動していなかったため、抗議は無駄に終わった。

さらに、トマス・アルコンがダメ押しのゴールを決め、4-2で試合終了となった。

メイヌーの同点弾 動画

メイヌーの同点弾

コビー・メイヌーが後半に同点ゴールを記録。

試合情報

ユナイテッド:ドゥブラフカ;ワン・ビサカ(46分にジュラドと交代)、メンギ(46分にバーナードと交代)、リンデロフ(46分にフレデリクソンと交代)、ウィリアムズ(46分にマレー と交代);マクトミネイ(46分にC・サヴェージと交代)、イクバル(46分にマイヌーと交代);エランガ(46分にエメランと交代)、ファン・デ・べーク(46分にハンセン・アーロエンと交代)、ガルナチョ(46分にショレティレと交代);マルシャル(46分にマクニールと交代)

出場機会のなかったサブ :ビショップ、ヒートン、フギル、ハードリー、ベネット、ゴア、オイデレ

得点:マルシャル(21分)、マイヌー(48分)

カディス:レデスマ(45分にギルと交代)、スパッツ(45分にイザ・カルセレンと交代)、エルナンデス(45分にホセ・マリと交代)、ガルシア(74分にフォルネスと交代)、アルザメンディア(45分にエスピノと交代)、アレホ(45分にリーバナスと交代)、アルカラズ(45分にボンゴンダと交代)、アレックス・フェルナンデス(45分にルーカス・ペレスと交代)、オカンポ(45分にソブリノと交代)、ロサノ(38分にギメネス、84分にバスティダと交代)、ネグレド(45分にアラルコンと交代)

得点:ガルシア(8分)、ロサーノ(14分)、ソブリーノ(57分)、アラルコン(77分)

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