マンチェスター・ユナイテッド 4-2 アストン・ヴィラ

アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、スコット・マクトミネイのゴールにより、勝ち上がりを決めた。

ユナイテッドは、2度もビハインドを背負った。オリー・ワトキンスに後半早々にゴールを決められたが、マルシャルが即座に反撃に出て同点に追いつく。その後、ディオゴ・ダロトが自陣のゴールネットを揺らしてしまうも、ラッシュフォードの得点で再び同点に追いつくと、後半のラスト15分にフェルナンデスとマクトミネイの2人がネットを揺らし、逆転勝利を収めた。

前半：厳しい立ち上がり

前半のチャンスは少なかった。それでも、タイレル・マラシアが蹴ったボールはマルシャルの得点機会になりそうだったが、湿ったオールド・トラッフォードの路面を滑り、右サイドのフェルナンデスに渡りそうに。しかし、ロビン・オルセンが素早く危険に対処し、ボールをクリアしてコーナーへと導いた。

17分が経過後、ユナイテッドはボールをネットに収めるが、フレッジ、ラッシュフォードと繋いでブルーノが蹴り込んだシーンはオフサイドの判定。

ドウグラス・ルイスのインスイングのシュートがニアポストのマルティン・ドゥブラフカに向かったが、マクトミネイがいち早く反応して、その危険性を回避した。

その数分後、ルイスが放った2度目のコーナーキックは再びマクトミネイがクリアーし、ユナイテッド元キャプテンのアシュリー・ヤングが遠目から運試しに放ったシュートは高く、大きく、ストレトフォード・エンドの下段へと飛んでいった。

後半 - 試合が活気づく

後半わずか2分、ヴィラはジェイコブ・ラムジーがバックラインの裏に飛び出したワトキンスを見つけ、カウンターから見事にゴールネットに突き刺した。ラムジーはゴール前まで駆け上がり、デビュー戦となったドゥブラフカの頭上を越えるシュートを決め、ヴィラが先制に成功した。

しかし、そのわずか19秒後、マルシャルが今シーズン4点目を決めて同点に追いつく。このゴールをお膳立てしたのは、マエストロのブルーノ。背後を取り、前線に見事なボールを送り込んでマルシャルの得点をアシストした。

その後、アシュリー・ヤングの深いクロスをレオン・ベイリーがゴールポストで受け、ダロトがオウンゴールを喫してしまい、ヴィラが再びリードを奪った。

ラッシュフォードは、マラシアとの連携で同点ゴールを決めそうになった。しかし右足でのシュートはポストをかすめ、枠を外れた。だが、マラシアはすぐに修正に成功。交代出場のクリスティアン・エリクセンにパスを渡すと、エリクセンは走りこんできたラッシュフォードにボールを送る。エリクセンが走り込み、ヤングの強烈なチャレンジでエリクセンが倒されるも、ラッシュフォードがルーズボールを掴み、オルセンをかわして同点ゴール。

マラシアの低いクロスからフェルナンデスがシュートもオルセンの好セーブに阻まれ、ボールはコーナーになった。コーナーキックからはキャプテンのハリー・マグワイアがヘディングで合わせるも失敗。

残り12分、アレハンドロ・ガルナチョがボールに反応し、フェルナンデスに供給。フェルナンデスのシュートはディフレクトしながらネットを揺らし、ついにユナイテッドがリードを奪う。

試合終了間際、テン・ハフはカゼミーロを投入して中盤を固める。ただ、終了間際にマクトミネイがガルナチョのクロスを見事にゴールに押し込み、勝負は決した。

試合詳細

ユナイテッド：ドゥブラフカ；ダロト、マグワイア（C）、リンデロフ（87分にマルティネスと交代）、マラシア；マクトミネイ、フレッジ（62分にエリクセンと交代）；フェルナンデス、ファン・デ・べーク（62分にエランガと交代）、ラッシュフォード（82分にカゼミーロと交代）；マルシャル（62分にガルナチョと交代）

出場機会のなかったサブ：デ・へア、ショー、ペリストリ、ショレティレ

ゴール：マルシャル（49分）、ラッシュフォード（67分）、フェルナンデス（78分）、マクトミネイ（ 90+1分）

イエローカード： マクトミネイ, マグワイア, フェルナンデス.

ヴィラ：オルセン；アウグスティンソン（80分にディーニュと交代）、コンサ（59分にミングスと交代）、チャンバース、ヤング（73分にキャッシュと交代）；ルイス、マッギン、カマラ；ラムジー（59分にベイリーと交代）イングス（59分にブエンディアと交代）ワトキンス

出場機会のなかったサブ：マルティネス、ナカンバ、サンソン、アーチャー

ゴール ワトキンス（48分）、ダロト (OG  61分）

イエローカード：ルイス、ヤング