マンチェスター・ユナイテッド1-2フルアム
マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードでの試合終盤、アレックス・イウォビのゴールによって2-1でフルアムに敗れた。
フルアムは後半にコーナーキックからカルバン・バッシーがゴールネットを揺らし、チャンスをものにした。
1点を追っていたユナイテッドは、ベルント・レノがブルーノ・フェルナンデスのシュートを弾き返したボールをハリー・マグワイアが蹴り込み、ホームを沸かせた。
後半追加タイム9分、ユナイテッドは2点目を狙った。クレイヴン・コテージでのプレミアリーグ直近2試合で終盤にゴールを決めていたからだ。
しかし、追加タイムにイウォビが勝ち越し弾を決めてフルアムが勝ち点3を獲得した。
前半-膠着状態
オールド・トラッフォードのファンの前に戻ったチームは、フルアムとのリーグ戦ダブルを達成し、今年に入ってからの好調を維持しようとした。だが、アウェイでの試合にもかかわらず、ペースを握ったのはフルアムの方だった。とはいえ、試合開始から15分までにイウォビが2度続けて枠を外す。
フルアムはコーナーキックからゴー��を狙うが、シュートはオナナにうまく合わされ、弾き飛ばされた。リバウンドにはサーシャ・ルキッチが迫ったがゴールは決まらない。
ユナイテッドは、アレハンドロ・ガルナチョが左サイドから得意のカーブをかけたシュートを放つ。アントニー・ロビンソンはその動きをよく読んでいたようで、素早く横にずれてゴール前のシュートを頭でクリアー。
その数分後、ディオゴ・ダロトが得点にあと一歩のところまで迫った。相手陣内深くでボールを拾ったダロトは、観客席から「シュート」の大合唱を浴びながら、強烈なシュートを放ったが、これはフルアムのポストをかすめた。その直後の数分間にも、フルアムが枠を叩く。ムニスがビクトル・リンデロフを振り切ってシュートスペースを作り、オナナがその場に釘付けになっている間にポストを叩いた。
試合は激しさを増し、両チームが再びゴールに迫るという展開になったが、両チームともGKが奮闘。元ユナイテッドのアンドレアス・ペレイラのシュートはオナナに弾かれ、ガルナチョの左からのシュートはレノに防がれた。
後半 - 終盤の一撃
両チームともに、後半も勢いを保持しようとする。しかし、カゼミーロとハリソン・リードが頭をぶつけ合い、スコット・マクトミネイが交代出場。試合は再開され、後半最初のシュートを放ったのは、ロビンソンだった。
コーナーキックからリードがオナナの牙城を崩そうとしたが、上手くいかず。しかしアンドレアスのボールはカルバン・バッシーに渡り、最初のシュートこそオナナがブロックするも、2度目のシュートでゴールネットを揺らした。
追いかけるユナイテッドは、何度か立て続けに仕掛けて攻撃に緊迫感を与えた。フェルナンデスはエリア手前でスペースを作り、素晴らしい落ち着きを見せたが、シュートはレノに阻まれた。
交代出場のクリスティアン・エリクセンが放ったコーナーキックにマグワイアが飛び込むも、ヘディングシュートは至近距離からクロスバーの上へ。
しかし、マグワイアが起死回生の一撃を放つ。高い位置でボールをキープしていたガルナチョからのボールをボックスの縁でブルーノが受け、ファーサイドの隅にシュートを放つと、レノが弾く。このボールをマグワイアが蹴り込み、ユナイテッドが同点に追いつく。
試合終了まで数分、交代出場のアダマ・トラオレが仕掛けた崩しからイウォビがゴールネットを揺らし、フルアムが勝ち点3を獲得した。
試合詳細
ユナイテッド:オナナ;ダロト、ヴァランヌ、マグワイア、リンデロフ(90+9分にアントニーと交代);メイヌー(80分にアマドと交代)、カゼミーロ(53分にマクトミネイと交代);ガルナチョ、フェルナンデス、フォーソン(53分にエリクセンと交代);ラッシュフォード
出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、エヴァンス、カンブワラ、アムラバト、コリヤー
ゴール:マグワイア(90分)
イエローカード:マグワイア(36分)、フェルナンデス(90+10分)
フルアム:レノ;カスターニュ、トシン、バッシー、ロビンソン;リード(76分にトラオレと交代)、ルキッチ;ウィルソン(81分にディオプと交代)、ペレイラ(68分にケアニー と交代)、イウォビ;ムニス
出場機会のなかったサブ:ロダーク、テテ、ブロヤ、バロ=トゥーレ、リーム、コルドバ=リード
ゴール:バッシー(65分)、イウォビ(90+6分)
イエローカード:トーシン(26分)、アンドレアス(42分)、ウィルソン(45+2分)、レノ(90分)、ケアニー(90+10分)