エヴァートン 0-5 ユナイテッド・ウィメン
マンチェスター・ユナイテッド女子は日曜日の午後の試合で、エヴァートンを5-0で下した。マーク・スキナー率いるチームはWSLの新シーズンが開幕して以降、無敗をキープしている。
メルヴィン・マラードが試合開始後14分に先制点をマーク。続いて試合開始から約60分が経過した頃、FWニキータ・パリスが追加点をあげた。
途中出場のレイチェル・ウィリアムズが、今度はパッサー役にまわったパリスのパスを受けてさらにリードを広げると、ウィリアムズはその直後に至近距離から絶好のタイミングでヘディングシュート。
そしてアディショナルタイムに、パリスがトフィーズのGKコートニー・ブロスナンの頭上を越えるロフトボールを沈め、レッズは見事な大勝を収めた。
前半
ジェイド・リヴィエールが早い時間帯から右サイドで積極的に仕掛けてレッズに何度かチャンスが訪れる。カナダ代表のリヴィエールが放ったクロスがマラードの足元に落ちると、マラードはシュートを試みたが、これは相手DFに防がれた。
しかしその後まもなくレッズが先制点をゲット。ケイティ・ゼレムのフリーキックは弾かれたが、ボールを受けたマヤ・ル・ティシエがフリック。これがゴール前の危険地帯に落ち、マラードがすかさずゴールに突き刺した。
この夏加入した宮澤ひなたは、ピッチの中央でフリースペースを得て躍動。パリスめがけて放ったクロスからは、あわや2点目が決まったかと思われたが、パリスのヘッド弾はわずかにポストを外れた。
その後エヴァートンも反撃。ハンナ・ベニソンが狙ったシュートは、メアリ・アープスの好セーブに阻まれた。続いてニコリン・ソレンセンもゴールを煽ったが、これもイングランド代表GKのアープスが防いだ。
後半
後半戦で最初にゴールに迫ったレッズはエラ・トゥーン。しかし彼女の右足シュートはバーを超えた。
その後、キャプテンのゼレムのクロスからパリスが見事なヘディングを決め、ユナイテッドがリードを2点に広げる。
レッズはさらに攻勢を強め、77分にパリスが送ったパスからウィリアムズが77分に3点目をゲット。元トフィーのパリスがカトリーヌ・ヴェジェからボールを奪ってウィリアムズにボールを預けると、ウィリアムズはシンプルなタップインでスコアを3-0とした。
ウィリアムズは続いてリヴィエールのクロスをヘディングでゴールに押し込み、この試合2点目のゴールでリードを4-0に広げる。
さらにアディショナルタイムには、イレーネ・ゲレーロの絶妙なパスから、パリスがGKブロスナンの頭上を狙い撃ちしてこの日2点目、そしてレッズの5点目をマークした。
試合情報
エヴァートン:ブロスナン;ビヨルン、フィニガン、ヴェジェ;ペイン、ヴァンハーヴェルメット(66分にホルムゴールと交代)、ガリ(52分にオレセンと交代)、ウィーラー;ベニソン(66分にビッセルと交代)、ソレンセン(79分にピエモンテと交代)、スナイス(79分にドゥガンと交代)
出場のなかったサブ: キャンベル、ハート、ラムジー
イエローカード:ビヨルン
ユナイテッド:アープス;リヴィエール、ル・ティシエ、ターナー、ブランデル(74分にエヴァンスと交代);トゥーン(83分にゲレーロと交代);ゼレム、ガルシア、宮澤、マラード(73分にウィリアムズと交代);パリス(94分にナールスンドと交代)
出場のなかったサブ: タリス=ジョイス、ミドルトン=パテル、ラブジョン
イエローカード:リヴィエール
ゴール:マラード(14分)、パリス(58、90+3分)、ウィリアムズ(77、85分)