マンチェスター・ユナイテッド 2-0 バーンリー
マンチェスター・ユナイテッドは、オールド・トラッフォードでバーンリーに2-0で快勝し、カラバオカップ準々決勝に勝ち進んだ。
クリスティアン・エリクセンとマーカス・ラッシュフォードがそれぞれ前後半に1ゴールずつ決め、シーズン再開後の初戦をいい形でモノにした。
敗れたとはいえ、チャンピオンシップ(2部相当)のバーンリーも、アシュリー・バーンズとマヌエル・ベンソンに得点のチャンスがあった。
カゼミーロとビクトル・リンデロフがセンターバックでコンビを組む珍しい最終ラインが見られたほか、アーロン・ワン・ビサカも今シーズン初先発で印象的なプレーを見せた。
前半
バーンリーは、ヨハン・グドムンドソンのクロスに、バーンズがヘディングで合わせるが、マルティン・ドゥブラフカが守るゴールの枠を外れる。
バーンリーの守備攻略に苦戦した中、左サイドでアレハンドロ・ガルナチョがクラレッツの最終ラインの背後に抜け出すなど、両チームが互いに探り合うような展開が続く。
27分、ガルナチョとは逆のサイドで素晴らしいプレーを見せ、ユナイテッドが突破口を開く。ブルーノ・フェルナンデスが右サイドに絶妙のパスを出すと、ワン・ビサカが追いつき、ボレーでエリア内にクロスを供給。これにエリクセンが反応してゴールを叩き込み、先制点を奪った。
これに対して、バーンリーもベンソンが前線に飛び出す。しかし、右足で放ったシュートはサイドネットに突き刺さった。
その直後、ベンソンは再びスペースを見つけてカーブをかけたシュートを放ったが、ドゥブラフカが対応。
前半終了間際には、アントニー・マルシャルが巧みな動きからシュートも、ベイリー・ピーコック・ファレルの好セーブに阻まれた。
後半
後半に入ると、フェルナンデスがラッシュフォードにエリア手前でボールを受けさせ、10番がスコット・マクトミネイを誘ってシュートしたが、枠の上に外れた。
後半開始から11分、ユナイテッドに追加点が生まれる。ラッシュフォードが自陣でボールを拾い、クラレッツのディフェンスに向かって突進。その勢いのままジョーダン・バイヤーをかわし、ピーコック・ファレルの横を抜けてゴールへボールを叩き込んだ。
残り20分、追うバーンリーはダルコ・チュルリノフがヨハン・グドムンドソンからパスを受け、ワン・ビサカを抜いてシュートまで持っていったが、ポストをかすめるにとどまった。
この試合、バーンリーにとって最高のチャンスは、グドムンドソンがバーンズにボールを送ったシーンだろう。バーンズがゴールに押し込んだように見えたが、得点には結びつかなかった。
ユナイテッドは、後半にブランドン・ウィリアムズ、アントニー、アンソニー・エランガ、フレッジ、ルーク・ショーも交代出場。リードを守り切り、ベスト8進出を決めた。
試合詳細
ユナイテッド:ドゥブラフカ;ワン・ビサカ(71分にショーと交代)、リンデロフ、マクトミネイ、マラシア(83分にウィリアムズと交代);エリクセン、カゼミーロ;ガルナチョ(58分にアントニーと交代)、フェルナンデス(C)、ラッシュフォード(84分にフレッジと交代);マルシャル(71分にエランガと交代)
出場機会のなかったサブ:デ・へア、ベネット、ペリストリ、ファン・デ・べーク
ゴール:エリクセン(27分)、ラッシュフォード(56分)
イエローカード:アントニー、フェルナンデス
バーンリー:ピーコック・ファレル、ロバーツ、ハーウッド・ベリス、バイヤー、マートセン(89分にテイラーと交代)、カレン、コーク(89分にイーガン・ライリーと交代)ブラウンヒル(89分にバスティンと交代)、グドムンドソン、ベンソン(63分にチュルリノフと交代)、バーンズ(82分にトワインと交代)
出場機会のなかったサブ:ムリッチ、マクナリー、ロドリゲス、ルイス
イエローカード:カレン