ウェストハム 1-0 マンチェスター・ユナイテッド

試合は開始30分で、サイード・ベンラーマのシュートがダビド・デ・ヘアの手を逃れ、ホストが先制した。

また、後半にはミカイル・アントニオとトマーシュ・ソウチェクにもチャンスを作られた。

この結果、5位のリヴァプールとは勝ち点1差となったが、ユナイテッドは4位をキープしている。

前半：ハマーズが優勢

序盤から攻勢をかけたウェストハムに対して、ユナイテッドは開始3分で最初に明確なチャンスを作り出した。ラッシュフォードがユナイテッド陣内から走り出し、チームメートのエリクセンがサポートしたが、リターンパスは彼の目の前で弾み、ラッシュフォードのシュートはバーの上を通過した。

さらにフェルナンデスとアントニーのシュートはいずれもポストをかすめ、エリクセンのクッションの効いたシュートはファビアンスキのゴールを越えた。

そして左サイドでボールを拾ったラッシュフォードは、中に切り込み、ゴールに向かってシュートを放つがチャンスを生かせない。

しかし、30分前にベンラーマが先制する。3人のディフェンダーに囲まれていたにもかかわらず、ベンラーマはデ・へアのゴールに直接シュートを放った。デ・ヘアはグローブで押さえようとしたが、ボールはゴール裏へ転がり、ホームがアドバンテージを得る。

前半終了前にはアントニーに絶好のチャンスが訪れる。ゴールに向かって走り、強烈なシュートを放つが、わずかにたわみ、ポストの外側を通過して、コーナーになった。

一方、デ・へアは、ウェストハムのベンラーマが放った2本目のシュートを身体を倒して防ぎ、ゴールから遠ざけた。さらにベンラーマはハーフボレーでゴールを狙ったが、ビクトル・リンデロフに阻まれた。ホームチームは、このブロックがハンドと訴えたが、レフェリーは認めなかった。

後半-ロンドンで敗戦

リスタートから間もなく、ホームチームはコーナーキックからアントニオがゴール前にボールを運び、ゴールラインを越えた。しかし、主審はアントニオがデ・ヘアにファウルをしたと判断し、フリーキックを与えた。

ユナイテッドがなかなかチャンスに決められない中、ウェストハムはゴールを決めるチャンスを作り続けた。デクラン・ライスもその一人で、サイドライン際を走り、エリア内にボールを戻すと、もう少しでゴールとなるところだったが、チームメートは誰もいない。

ルーカス・パケタがボックス内に入ったボールをヘディング叩き込んだかと思われたが、これはオフサイド。

試合終了間際、ユナイテッドはついに敵のゴールに迫ったが、ファビアンスキのセーブに阻まれる。最初のセーブはラッシュフォードで、その強烈なシュートはバーの上を通過。後半に交代で入ったマルシャルがエリア手前でラッシュフォードとの見事な連携プレーからシュートを放ったが、これもキーパーに防がれた。

結果、決定的なゴールチャンスを作ることができず、ユナイテッドは勝ち点1を獲得できなかった。

ウェストハム：ファビアンスキ；ケーラー、オグボンナ、アゲルド、クレスウェル（90+8分にエメルソンと交代）； ソウチェク、ライス；ボーエン、パケタ（90+5分にダウンズと交代）、ベンラーマ（87分にフォルナルスと交代）； アントニオ（90+5分にジョンソンと交代）

出場機会のなかったサブ：アレオラ、アナング、ジョンソン、ランシーニ、コルネ、イングス 

ゴール：ベンラーマ（27分）

ユナイテッド：デ・へア；ワン・ビサカ（87分にダロトと交代）、リンデロフ、ショー、マラシア（88分にフレッジと交代）；カゼミーロ、エリクセン（74分にサビツァーと交代）；アントニー（74分にサンチョと交代）、フェルナンデス、ラッシュフォード；ヴェフホルスト（57分にマルシャルと交代）

出場機会のなかったサブ：バトランド、マグワイア、ウィリアムズ、ガルナチョ 

イエローカード：マラシア（36分）、 ワン・ビサカ（64分）