リポート:リーズ 0-0 ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグでのアウェイゲーム無敗を維持したものの、リーズ・ユナイテッド戦は0-0に終わった。
11年ぶりにエランド・ロードでの試合に臨んだユナイテッドだったが、前回ホームで対戦した際に見られた両チーム合計8ゴールというようなスリリングな展開にはならなかった。試合前には、オーレ・グンナー・スールシャール監督もスコアレスで終わらないだろうと話していたが、その予想は外れた。
会場に熱気をもたらす白のユニフォームを着た観客がいない状況の中で、ユナイテッドは試合を支配していた。しかし、フィニッシュの部分で冷静さと落ち着きを欠いた。
監督は、3-1で勝利したバーンリー戦から先発を一人だけ交代。ポール・ポグバではなくダニエル・ジェームズを起用した。リーズは、1-1に終わったリヴァプール戦と同じメンバーで今節に臨んだ。
前半 - 息つく暇ないバトル
ブルーノ・フェルナンデスのフリーキックにメイソン・グリーンウッドがヘディングを合わせるなど、ユナイテッドはポジティブな形で試合に入れた。続いて、ビクトル・リンデロフからのロングボールにマーカス・ラッシュフォードが反応するも、生かせない。
左サイドからフェルナンデスのフリーキックがゴールキーパーのイラン・メリエに襲い掛かったが、ハリー・マグワイアを狙ったプレーは上手くいかなかった。
リーズは、ペナルティーエリア内でルーク・ショーのハンドをアピールするも、VARにより主張は認められず。
フェルナンデスのフリーキックがバーを超えると、リーズはスチュワート・ダラスが試合を通じて初の枠内シュート。だが、これはディーン・ヘンダーソンがシンプルに掴んで対応する。
37分、ラッシュフォードがルーク・エイリングに倒されて得たフリーキックは、パトリック・バンフォードにクリアーされる。ユナイテッドにとって最大のチャンスは、またもセットプレーからだった。遠目からラッシュフォードがフリーキックを直接狙い、ボールは枠内に飛ぶも、メリエのファインセーブに阻まれた。
後半 - 均衡破られず
後半もさらに白熱した攻防が見られた。ユナイテッドは、グリーンウッドのスルーパスがチャンスに繋がるかと思われたが、ジェームズとフェルナンデスが一瞬迷って生かせず。
その後フェルナンデス、ラッシュフォード、ジェームズと繋がったものの、ジェームズはマークのついていなかったグリーンウッドにボールを出せなかった。リーズは、エウデル・コスタのシュートがアーロン・ワン・ビサカにディフレクトし、枠を外れた。
試合が進むに連れて激しいファウルが多く見られるようになり、ホームチームのリーズが判定に異論を唱える場面も増えた。
ユナイテッドは、クラブ200試合出場を達成したポール・ポグバ、エディンソン・カバーニ、ドニー・ファン・デ・ベークを投入するも相手のゴールをこじ開けられず、試合はスコアレスドローという形で幕を閉じた。
試合情報
リーズ:メリエ、エイリング(キャプテン)、ストライク、ジョレンテ、アリオスキ、フィリップス、ダラス、ハリソン(68分にポヴェダと交代)、ロバーツ(77分にコッホと交代)、コスタ(72分にクリヒト交代)、バンフォード
出場機会のなかったサブ:カシージャ、ベラルディ、エルナンデス、シャクルトン、サマーヴィル、Sグリーンウッド
イエローカード:エイリング、ロバーツ、アリオスキ、バンフォード
ユナイテッド :ヘンダーソン、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、ショー、フレッジ(89分にファン・デ・ベークと交代)、マクトミネイ、ジェームズ(76分にポグバと交代)、フェルナンデス、ラッシュフォード(86分にカバーニと交代)、グリーンウッド
出場機会のなかったサブ:デ・ヘア、バイリー、テレス、トゥアンゼベ 、マタ、マティッチ
イエローカード:マグワイア