ユナイテッド

レポート:リヴァプール0-0ユナイテッド

日曜日 17 12月 2023 19:24

マンチェスター・ユナイテッドは、日曜日にアンフィールドで気迫のこもったプレーを見せ、勝ち点1をもぎ取った。

ホームでのボーンマス戦、バイエルン・ミュンヘン戦での連敗により期待値が低かったとはいえ、チームは決意と意欲に満ちてマージーサイドでの一戦に臨んだ。

リヴァプールは前後半ともボールを支配していたが、大半はコーナーキックやクロスからのチャンスに限られ、ユナイテッドの最終ラインを務めたディオゴ・ダロト、ジョニー・エヴァンス、ラファエル・ヴァランヌ、ルーク・ショーは、GKアンドレ・オナナの前でブロックやヘディングでピンチを防ぎ続けた。

後半は攻撃の形を作れるようになり、この試合最大のチャンスをラスムス・ホイルンドが作った。終了間際にはダロトに2枚のイエローカードが提示される場面もあった。

しかし、アウェイエンドで声援を送り続けたユナイテッドサポーターは、フルタイムでプレーした選手たちの努力とプライドを称えた。

ルイス・ディアスからボールを奪うディオゴ・ダロト

前半-ユナイテッドの挽回力

今年の3月に7-0で大敗を喫した記憶がまだ新しい中で、予想通り激しい立ち上がりを見せる。しかし、序盤のクロスやコーナーキックでホームチームに攻め込まれたにもかかわらず、ユナイテッドはアンフィールドの観客に動揺させられなかった。

アントニーのシュート(ブロック)やアレハンドロ・ガルナチョのシュート(枠外)など、ユナイテッドもチャンスを作った。

中盤では、コビー・メイヌーが何度かオフサイドを勝ち取るなど、エリック・テン・ハフ監督の信頼を勝ち得た早熟ぶりをうかがわせた。

とはいえ、ユナイテッドの中盤は落ち着かず、ホームのリヴァプールは何度も前に出るチャンスを得て15本のシュートを放った。

前線では、アタッキングトリオが苦しみ、ホイルンドがしばしば孤立してしまっていた。アンフィールドの序盤の喧騒をやり過ごすと、ユナイテッドサポーターの声援も大きくなり、ファイトとスピリットを求められたチームもその声に応えた。

フィルヒル・ファン・ダイクとイブラヒマ・コナテのヘディングシュート(どちらもコーナーキックからのシュート)がリヴァプールにとって最大のチャンスであり、ドミニク・ソボスライとライアン・フラーフェンベルフのシュートは枠の外。前半終了の笛が吹かれた時、昨シーズンの後半45分に受けたダメージを思い出していた選手は少なかったはずだ。

前半は押し込まれる展開が多かったが、後半は3、4回チャンスを作った。

後半-自信と確信

後半は互いに選手交代はなく、リヴァプールは先制点を求めてプレスをかけ続けたが、前半45分のような獰猛さはなかった。

トレント・アレクサンダー・アーノルドがサイドネットを揺らす場面もあったが、その後ユナイテッドは、メイヌーの弧を描くパスがガルナチョに通り、決定機を作り出した。しかし、アレクサンダー・アーノルドが戻り、ギリギリのところでボールを奪い返した。

リヴァプールのにとって最大の好機は、創造的なプレーを生み出していたアレクサンダー・アーノルドが低い弾道のシュートを放ったシーン。しかし、これは右ポストを数センチ外れてゴールにならず。オナナはさらにモハメド・サラーとコナテのシュートをセーブしたが、その間にユナイテッドが最も流麗なプレーを見せた。

守備陣の要だったラファエル・ヴァランヌ

アントニーのインサイドパスがボックス手前でキャプテンのスコット・マクトミネイに通ると、ペナルティエリア内に侵入したホイルンドに。しかし、アリソンのセーブに阻まれる。

試合はより緊迫したものとなり、両サイドハーフにスペースが生まれ、チャンスをものにする可能性が高まった。マクトミネイが放ったシュートは枠を越え、ホームチームもユナイテッドを押し込み続けた。

試合終盤、ルーク・ショーに対するハンドの可能性があってVARが介入してチェックするも、ショーの腕は自然な位置にあり、PKは与えられなかった。

後半、リヴァプールのフリーキックによって緊迫感が増したが、コディ・ガクポのヘディングシュートは枠を外れ、ヴァランヌをはじめとする素晴らしい守備陣で勝ち点獲得に迫る。

終盤、サラーへのチャレンジの後、ダロトがマイケル・オリバー主審からイエローカード2枚で退場処分を受けた。しかし、20回の優勝を誇るユナイテッドは、一人少ない10人になっても持ち堪え、2023-24シーズン初のドローを記録した。

2021年以来アンフィールドで最奥のパフォーマンスを見せた試合後、アウェイエンドのサポーターを称えた監督

試合詳細

リヴァプール:ベッカー;アレクサンダー・アーノルド、コナテ、ファン・ダイク(c)、ツィミカス;遠藤、フラーフェンベルフ(61分にガクポと交代)、ソボスライ(61分にゴメスと交代);サラー、ヌニェス(78分にエリオットと交代)、ディアス(78分にジョーンズと交代)

出場機会のなかったサブ:アドリアン、ケレハー、ブラッドリー、クアンサー、マコーネル

イエローカード:ヌニェス、遠藤

ユナイテッド:オナナ;ダロト、ヴァランヌ、エヴァンス、ショー;マクトミネイ(c)、アムラバト、メイヌー(82分にハンニバルと交代);アントニー(82分にペリストリと交代)、ホイルンド;ガルナチョ(71分にラッシュフォードと交代)

出場機会のなかったサブ:バユンドゥル、カンブワラ、レギロン、ワン・ビサカ、ゴア、ファン・デ・べーク

イエローカード:メイヌー、アムラバト、ショー、ラッシュフォード、ダロト

レッドカード: ダロト

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