アンフィールドでの首位攻防戦はドロー
アンフィールドでのリヴァプール戦をドローで終えたマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグ首位を維持した。
見事な守備で失点しなかったユナイテッドは、後半にポール・ポグバに決定機が訪れたが、勝ち点を分け合う結果となった。
90分を通して両チームともに決定機は少なく、ゴールは生まれなかった。その結果、ユナイテッドが首位を守っている。
前半 - アンフィールドでタイトな攻防
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、ミッドウィークのバーンリー戦から先発を3選手変更し、ビクトル・リンデロフ、フレッジ、スコット・マクトミネイを起用した。前節で先発だったエリック・バイリー、ネマニャ・マティッチ、エディンソン・カバーニはベンチスタート。対するリヴァプールはジョーダン・ヘンダーソンとファビーニョをセンターバックとして起用しなければならず、シェルダン・シャチリが今シーズンのプレミアリーグ初先発出場を果たした。
予想された通り、両チームの争いは拮抗するものとなった。ただ、ポゼッションはホームのリヴァプールが圧倒。特に中盤ではチアゴ・アルカンターラの影響力がはっきり見て取れた。
前半はチャンスを作っても互いに生かし切れない展開に。ユナイテッドの守備陣も集中���て守り、ピンチの芽を摘み続けた。
最初の決定機は17分、サディオ・マネからパスを受けたロベルト・フィルミーノがシュートもワイド。
直後、フィルミーノのシュートがブロックされたボールにモハメド・サラーがボレーで反応するも決まらず。ユナイテッドはルーク・ショーがボールを前線に運んで倒されて得たフリーキックをブルーノ・フェルナンデスが直接狙ったが、ゴールキーパーのアリソンのビッグセーブもあって決められなかった。
さらに攻撃を続けたリヴァプールは、サラーがボックス内でボールを持ち、フィルミーノがシュートもダビド・デ・ヘアの正面をついた。
後半 - ドローで首位をキープ
五分五分の攻防は後半も続き、互いに最後のキラーパス、もしくはフィニッシュできなかった。53分にはフェルナンデスがシュートもファビーニョにブロックされ、リヴァプールもロバートソンが左サイドからクロスを放り込むもハリー・マグワイアがフォルミーノをブロックし、フリックで対処してゴールキックを得る。
60分にはアントニー・マルシャルに代えてエディンソン・カバーニを投入。この直後、フェルナンデスの前にスペースが空いてシュートもアリソンに阻まれる。すぐにリヴァプールも攻撃に転じてサラーがシュートもディフレクトして決まらない。
75分、ユナイテッドに最大のチャンスが訪れる。ボックス内に入ったショーからの折り返しにフェルナンデスが合わせるも、アリソンが足でセーブ。
すると今度はデ・ヘアにも出番が訪れ、チアゴのシュートをファインセーブ。
終了まで6分のところでアーロン・ワン・ビサカのパスがディフレクトし、こぼれたボールにポグバが反応して強烈なシュート。だが、これもアリソンの牙城をクズことができず、互いに勝ち点を分け合う結果になった。次戦は水曜に行われるアウェイでのフルアム戦だ。
試合情報
リヴァプール:アリソン、アレクサンダー・アーノルド、ヘンダーソン(キャプテン)、ファビーニョ、ロバートソン、チアゴ、ワイナルドゥム(89分にミルナーと交代)、シャチリ(76分にジョーンズと交代)、サラー、フィルミーノ(84分にオリギと交代)、マネ
出場機会のなかったサブ:ケレハー、オックスレイド・チェンバレン、南野、Rウィリアムズ、フィリップス、Nウィリアムズ
イエローカード:シャチリ、ファビーニョ
ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、ショー、フレッジ、マクトミネイ、ポグバ、フェルナンデス(89分にグリーンウッドと交代)、ラッシュフォード、マルシャル(61分にカバーニと交代)
出場機会のなかったサブ:ヘンダーソン、バイリー、テレス、トゥアンゼベ 、マタ、マティッチ、ファン・デ・ベーク
イエローカード:ラッシュフォード