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マンチェスター・ユナイテッド 4-0 チェルシー

マンチェスター・ユナイテッドは、近年で最高のパフォーマンスをオールド・トラッフォードで披露し、チェルシーとの開幕戦に4-0で快勝した。

オーレ・グンナー・スールシャール監督が選択したラインナップは、プレミアリーグの開幕節で起用された中でも平均年齢が最年少(24歳と227日)。クラブにとっても、2017年の最終戦となったクリスタル・パレス戦以降もっとも若い顔ぶれとなった。

それでもユナイテッドは、マーカス・ラッシュフォードの2得点(先制点のPKを含む)、アントニー・マルシャル、ダニエル・ジェームズにも得点が生まれ、大きな勝ち点3を獲得した。

後半の中盤95秒の間に決めた2ゴールにより、オールド・トラッフォードは揺れた。それほどの興奮がスタジアム内に広がった。

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デビュー戦で守備に落ち着きを与えたハリー・マグワイア

ハリー・マグワイアとアーロン・ワン・ビサカが公式戦デビューを飾った開幕戦の中盤には、アンドレアス・ペレイラがメインストライカーだったマルシャルの後方でトップ下として起用された。ラッシュフォードが左、そしてジェシー・リンガードが右サイドという陣形でスタート。

4分に決定機を作ったチェルシーには不運だったが、ルーズボールを奪ったタミー・エイブラハムのシュートはポストに直撃。その後ペドロもシュートを放つもワイドに流れると、チェルシーDFのクル・ズマのパスミスを見逃さなかったマルシャルが詰めたが、シュートはGKケパ・アリサバラガにセーブされた。

チェルシーは、セサル・アスピリクエタのクロス、メイソン・マウントのドライブを中心に攻撃を続けたものの、前半の流れを変えたのは、アンドレアスが中盤で倒されてもプレー続行となった直後だった。ボールを運んだラッシュフォードを、ズマがペナルティーエリア内で倒し、主審のアンソニー・テイラーはPKをコール。VARでも確認されてPKが確定し、ラッシュフォードがボールをセットした。ケパがシュート方向と同じ右に反応したものの、ラッシュフォードがPKを決めて、ユナイテッドが先制に成功する。

我等の10番が2016年の2月にプレミアリーグデビューを飾って以降、ユナイテッドで彼のゴール数(29)を上回る選手は現れていない。プレシーズン中も好調を維持したラッシュフォードが開幕戦で先制点を決めたシーンは最高だった。

ユナイテッドは自信を持ってプレーし、スコット・マクトミネイがロス・バークリーのパスをインターセプトすると、リンガードを経由してボールを受けたマルシャルがシュートも、枠を外す。

すると、ワン・ビサカに守備での見せ場が。ブルーズに攻められた場面で2度も守備で攻撃を阻止。その後ポール・ポグバからのスルーパスを受けてフィニッシュさせたラッシュフォードだったが、VAR判定を使ったとしても明らかにオフサイドとわかるプレーだった。

チェルシーは、バークリーが鋭いシュートを放つも、デ・ヘアが対応。そして再び枠に救われることに。ワン・ビサカとビクトル・リンデロフがジョルジーニョに突破されると、エメルソンにシュートを許したが、枠に当たって失点せずに済んだ。

後半の立ち上がりから攻め上がったチェルシーは、ペドロのシュートがルーク・ショーにディフレクトしてコーナーキックを勝ち取ったが、デビュー戦のマグワイアが落ち着いて対応。エメルソンが再びシュートもデ・ヘアに弾き返されると、この試合が初陣のフランク・ランパード監督は、クリスティアン・プリシッチを投入して攻撃を活性化させようとした。

しかし、膠着状態を打開したのはホームのユナイテッドで、わずか2分の間に2ゴールを叩き込む。まずはマグワイアの守備からカウンターアタックに繋げると、ラッシュフォード、リンガードを経由して右サイドのアンドレアスに。アンドレアスからのクロスをマルシャルが押し込んで2-0。まだファンが2点目に歓喜していた瞬間、ポグバからの見事なロングパスを受けたラッシュフォードがケパとの1対1を落ち着いて制して3点目が決まる展開に。

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ストレトフォード・エンドでのゴールを喜ぶアントニー・マルシャル

ズマのヘディングシュートも見られたが、このムードのユナイテッドに対抗するのは至難の業でしかない。交代出場したジェームズは、ピッチに立った8分後に初ゴールをマーク。マルシャルとのワンツーからボールを前に運んだポグバからのアンセルフィッシュなパスを受けると、ジェームズはダミーのシュートを挟んでシュート。これがエメルソンにディフレクトしてゴールネットを揺らし、4点目をマークした。

プライドを傷つけられたチェルシーは、マウント、エメルソンがシュートで続いたものの、もしワン・ビサカがメイソン・グリーンウッドに出したクロスがアンドレアス・クリステンセンにブロックされていなかったら、スタンドは再び興奮状態になっていただろう。

オーレのチームは、ゴールレスドローに終わった昨シーズンのリヴァプール戦以降プレミアリーグで初のクリーンシート(無失点)を達成。監督、新加入のワン・ビサカとマグワイアが満足する結果だが、後半に見られた怒涛の攻撃に大満足な最高の開幕戦となった!

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ユナイテッドのユニフォームを着て、プレミアリーグで即結果を残したダニエル・ジェームズ

チーム情報

ユナイテッド:デ・ヘア(c)、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ショー、マクトミネイ、ポグバ、リンガード(86分にマタと交代)、アンドレアス(73分にジェームズと交代)、ラッシュフォード(86分にグリーンウッドと交代)、マルシャル

出場機会のなかったサブ:ロメロ、ヤング、トゥアンゼベ、マティッチ

チェルシー:ケパ、アスピリクエタ(c)、クリステンセン、ズマ、エメルソン、コバチッチ、ジョルジーニョ(73分にカンテと交代)、マウント、バークリー(58分にプリシッチと交代)、ペドロ、エイブラハム(66分にジルーと交代)

出場機会のなかったサブ:カバジェロ、アロンソ、トモリ、ケネディ

得点:ラッシュフォード(18分PK、67分)、マルシャル(65分)、ジェームズ(81分)

イエローカード:リンガード、リンデロフ|ズマ、ジョルジーニョ、エイブラハム、カンテ

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