ニューカッスル 1-4 ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドは、セントジェームズ・パークでニューカッスル・ユナイテッドに4-1で勝利した。
ユナイテッドは充実した内容の試合展開で勝利を掴み、勝ち点3を獲得。しかし、前半にルーク・ショーのオウンゴールで先制されるなど、序盤は嫌な流れだった。それでも23分にハリー・マグワイアのヘディング弾で同点に追いついてから流れが変わり始める。
後半ブルーノ・フェルナンデスがPKを失敗したものの、試合終了まであと4分になってブルーノが見事なフィニッシュを決め、アーロン・ワン・ビサカがユナイテッド50試合出場に華を添えるプロ初ゴール、そしてマーカス・ラッシュフォードが終了直前に駄目押しの追加点を決めた。
トッテナム・ホットスパー戦からの挽回を狙ったオーレ・グンナー・スールシャール監督は、先発を5選手入れ替え、フアン・マタ、ダニエル・ジェームズ、スコット・マクトミネイ、フレッジ、ビクトル・リンデロフを送った。
前半 - アンラッキーな序盤から挽回
立ち上がりは最悪だった。開始からわずか2分、エミル・クラフトのクロスがショーにディフレクトし、それがゴールネットを揺らしてニューカッスルが先制。
それからユナイテッドは素早い動き、質の高いパスから試合をコントロールしてチャンスを生み出し、19分にフェルナンデスがゴールを決めたかと思われたが、ビルドアップ中にマタのオフサイドを取られて無効に。
しかし、マタとフェルナンデスが好連携を続け、マタのシュートからコーナーキックを獲得。マタからのコーナーに反応したマグワイアが頭で押し込み、同点に追いつく。
30分にはアラン・サン=マクシマンにボックスの外からシュートを許すも、ダビド・デ・ヘアのファインセーブも見られた。
ユナイテッドは1-1の同点のまま前半終了の笛を聞いた。
後半 - 終盤の得点で勝利
後半最初に大きなチャンスを作ったのはホームのニューカッスルだった。しかし、カラム・ウィルソンがペナルティーエリア内で放ったシュートにデ・ヘアが反応し、勝ち越しを許さない。
ラッシュフォードがジャマール・ルイスにペナルティーエリア内で倒され、このプレーを主審のクレイグ・ポーソンがVARモニターで確認後、ユナイテッドにPKが与えられる。フェルナンデスがキッカーを務めたものの、ユナイテッドで11本目のPKはカール・ダーロウに止められてしまう。このプレーでコーナーキックを得たユナイテッドは、再びマグワイアが頭で合わせたものの決まらない。
逆転を狙うオーレは、ポール・ポグバとドニー・ファン・デ・ベークを投入。すると、4分後にチームが連動した動きで逆転に成功する。起点になったのはファン・デ・ベーク。マタにパスが通ると、ラッシュフォードへと繋がり、見事なパスで背後にいたフェルナンデスの足元にボールが渡り、18番がシュートをトップコーナーに突き刺した。
この得点が決勝点になるかと思われた中、ワン・ビサカが節目の試合で強烈なゴールを記録。
そしてラッシュフォードが終了直前に追加点をマークし、勝ち点3を獲得している。
試合情報
ニューカッスル:ダーロウ、ラッセルズ、フェルナンデス、ルイス、ヘンドリック、シェルヴィー、ヘイデン(49分にシェアと交代)、サン=マクシマン、ジョエリントン(73分にフレーザーと交代)、ウィルソン
出場機会がなかったサブ:キャロル、ジェイコブ、マーフィー、ギレスピー、アルミロン、マンキージョ
得点:ショー(オウンゴール、2分)
ユナイテッド:デ・ヘア、ワン・ビサカ、リンデロフ、マグワイア(キャプテン)、ショー、フレッジ(69分)、マクトミネイ、マタ(90+2分にマティッチと交代)、フェルナンデス、ジェームズ(76分にファン・デ・ベークと交代)、ラッシュフォード
出場機会がなかったサブ:ヘンダーソン、バイリー、テレス、イガロ
得点:マグワイア(23分)、フェルナンデス(86分)、ワン・ビサカ(90分)、ラッシュフォード(90+6分)
イエローカード:ジェームズ