レアル・ソルトレイク 1-2 ユナイテッド

火曜日 18 7月 2017 15:17

Aon主催ツアー2017│リオ・ティント・スタジアム│得点:シルヴァ(20分)、ムヒタリアン(29分)、ルカク(38分)

リオ・ティント・スタジアムに大観衆が集まった中で行なわれたレアル・ソルトレイク戦は、先制され1点ビハインドの状況から新加入ロメル・ルカクに初ゴールが生まれるなど、マンチェスター・ユナイテッドが逆転勝利を収めた。

 Adidasの新アウェイキットに身を包みプレーしたユナイテッドは、試合開始からスコット・マクトミネイが2本のシュートを放ったが、最初にゴールネットを揺らしたのはホームのレアル・ソルトレイク。ジェフェルソン・サバリーノからのスルーパスに抜け出たルイス・シルヴァにゴールを決められ、地元ファンが大歓声をあげた。

しかし、ユナイテッドもヘンリク・ムヒタリアンがボックスエッジから右コーナーに左足でシュートを決めて同点に追いつく。ムヒタリアンは、スタブハブ・センターで行なわれたLAギャラクシー戦(5-2で勝利)に続いてゴールをマークしている。

ポートランド・ティンバーズとのMLS戦を現地19日に控えているレアル・ソルトレイクは、33分にメンバーを総入れ替え。この数分後、ユナイテッドはルカクに移籍後初ゴールが生まれて逆転。ルカクはムヒタリアンからのパスを受けると、ボックス内でボールをキープし、冷静にフィニッシュさせた。

ルカクの移籍後初ゴールでユナイテッドが逆転

ジョゼ・モウリーニョ監督は、後半開始からメンバー全員を交代させたが、60分になる直前、フアン・マタが負傷交代を余儀なくされてしまう。また、アントニオ・バレンシアもセバスチャン・サウセドへのファウルでレッドカードを受け退場処分。この判定には監督もタッチライン付近で困惑した様子だった。

その後レアル・ソルトレイクはルーク・マルホランド、カイル・カリンガに決定機が訪れたが、リードを守ったまま試合終了。質の高い調整試合を終え、チームはロサンゼルスに戻る。

ラインナップ

レアル・ソルトレイク

前半:リマンド、ベルトラン、グラッド、ホースト、フィリップス、ベッカーマン、ステフェン、サバリーノ、ルスナーク、プラタ、シルヴァ

32分の交代時:フェルナンデス、ウィンガート、シルヴァ、マウンド、アコスタ、ブロディ、マルホランド、ベスラー、サウセド、エルナンデス、レノン

ユナイテッド

前半:Jペレイラ、フォスメンサー、リンデロフ、ジョーンズ、ブリント、キャリック(キャプテン)、マクトミネイ、ポグバ、ムヒタリアン、リンガード、ルカク

後半:ロメロ、バレンシア、バイリー、スモーリング、ダルミアン、エレーラ、フェライニ、Aペレイラ、マタ(59分にミッチェルと交代)、マルシャル(90分にトゥアンゼベと交代)、ラッシュフォード

退場者:バレンシア

後半、マタとの交代でピッチに立ったミッチェルはインパクトを残した

試合のポイント

 

ルカクの初ゴール

LAギャラクシー戦では後半からの出場だったルカクが初先発出場。そして、ユタのファンの期待に応えてみせた。ゴール前でボールを保持したルカクは、ペナルティエリア内で相手DFをかわし、落ち着いてGKエデュアルド・フェルナンデスの位置を見定めてシュートを決めた。プレシーズンゲームということもあり、ルカクのゴールパフォーマンスは控え目だった。だが、エヴァートンから移籍後初ゴールにより自信は増すはず。現地20日(木)にヒューストンで行なわれるマンチェスター・シティーとのダービーでは、元チームメートのジョン・ストーンズと対面を果たすかもしれない。


2名の負傷者

モウリーニョ監督は、試合前に負傷者を出さないようにしたいと話していたが、マタとダルミアンが後半に足を引きずりながらピッチを後にした。両選手の負傷程度については、まだわかっていない。

 

ピッチコンディション

ユナイテッド公式ソーシャルメディアチャンネルをフォローしていれば、リオ・ティント・スタジアムからの画像を何枚も確認できたはず。同会場は、ウォーサッチ山脈とオクワロー山が見渡せる素晴らしい環境にある。同会場はフットボールに適したスタジアムだが、この日は嵐になるという予報もあり、クラブはサポーターに対し、天候が悪化した場合はシェルターに避難するよう呼びかけていた。幸い天候は崩れることなく、撮影にパーフェクトなコンディションの中で試合が行なわれた。