デ・リフト「11人だけでは成し遂げられない」
マンチェスター・ユナイテッドのディフェンダー、マタイス・デ・リフトが、レッズの選手層の重要性について語った。
今夏のクラブの補強の主な焦点は、デ・リフト自身も主戦場とする最終ラインに置かれていた。そしてリンサンドロ・マルティネス、ハリー・マグワイア、ビクトル・リンデロフ、ジョニー・エヴァンスといった豪華な陣容に、デ・リフトとレニー・ヨロが加わった。
しかし、オランダ人DFはポジション争いについては懸念していない。むしろ多忙なスケジュールをこなすため、また、トレーニングで互いを刺激し合うためにも、競争は不可欠だと考えている。
デ・リフト「新たな歴史の一翼を担いたい」
記事バイエルンからの移籍を決意した背景には、新たなプロジェクトが関係していた。
「11人の選手では成し遂げることはできない」と元バイエルンのマタイスは言う。「各ポジションに最低でも2人、優秀な選手が必要だ」。
「そして競争が生まれる。この競争が、選手たちの成長につながっている。なぜなら、このポジションでは自分が一番であり、チームの役に立てるのだということを毎日示さなければならないからだ」。
昨シーズン、ユナイテッドは、ディフェンス陣のほぼ全員が療養中という事態に陥った。いつ何時、何が起こるかは予測不能だ。
デ・リフトのような選手が加入したことで、エリック・テン・ハフ監督は、その不安が遠い過去の記憶となることを願っていることだろう。
しかしながら、デ・リフトは、単に選手を数多く集めること以上に重要なことがあると指摘した。それはチーム内のバランスだ。
「このチームには才能のある若い選手がたくさんいて、22歳から28歳くらいの中間層も揃っている。それから経験豊富な素晴らしい選手もたくさんいる」。
「これらをうまく組み合わせることができれば、本当に良いものができあがる」。
デ・リフトは、テン・ハフの指導の下、このチームの層の厚さが、クラブが短期および長期の目標を達成するために必要な武器となると確信している。
マズラウィ入団後初インタビュー
記事ヌサイルがレッドとして初めて行ったインタビューは、見どころ満載だ。聞き逃せない名セリフをいくつか紹介しよう。
ユナイテッドのようなチームにとって、最終的な目標はもちろん、獲得可能な主要なトロフィーをすべて手に入れることだ。デ・リフトは、チームがその目標を達成するために何が必要かを自覚している。
「僕たちが今取り組んでいるプロジェクトは、ユナイテッドを本来あるべき場所、つまりプレミアリーグのトップに返り咲かせることだ」とオランダ代表DFは語る。「一歩ずつ進んでいくしかないが、すでに多くの良いステップを踏み出していると感じている」。
「毎日のトレーニングを、自分たちが『よし、今日はチームとして成長できた』と思えるようなものにできれば、僕らはどの大会でも上位進出を狙えると思う」
国際マッチウィーク明けからは試合が続く。その中でデ・リフトが持つマインドセットとユナイテッドの選手層は、トロフィー獲得に向けた重要な要素となるにちがいない。