イガロの夢はまだ続く
マンチェスター・ユナイテッドのストライカー、オディオン・イガロは、レッズへの期限付き移籍期間が、2021年1月まで延長されたことを喜んでいる。
ナイジェリア人ストライカーは、冬の移籍期限ギリギリに上海申花から期限付きでユナイテッドに入団すると、すぐに貴重な戦力として活躍を見せたが、レンタル期間は5月末で終了することになっていた。
しかし交渉の末、延長が決定。今月から再開予定の各コンペティションで、レッズのために尽力してくれる。
火曜日に行われたMUTVグループチャットでホストのスチュワード・ガードナー、元レッズのウェス・ブラウン、アンディー・コール、ベン・ソーンリー、ダニー・ウェバーと話したイガロは、期間延長決定の喜びを語った。
「本当にうれしいよ。このクラブでプレーするのは僕の夢だったからね。早くプレーがしたくてうずうずしているよ。
良い気分だ。ここ数日間はいろいろな話が出ていたから、正直落ち着かなかったけれど、いまはとってもハッピーだ。これで完全に集中できるしね。1月末までいられることになった。
ここに到着した初日から、僕の気持ちははっきりしていた。何があってもここでの仕事をやり遂げたいってね。いろいろな情報を目にした時は辛かったけれど、正式に決定してものすごくうれしいよ」。
「上海の会長とダイレクターにもお礼の言葉を送ったよ。これが僕の望むことだと彼らは理解して、サポートしてくれたんだ。とても感謝している。彼らは僕の健闘も祈ってくれたんだ。
もう何度も話しているけれど、僕は子供ころからユナイテッドをサポートしていて、ここでプレーするのが夢だった。レンタル期間が延長されたことで、これまで以上にはっきりと、それを実感している。1月の最後の日まで、このクラブに全力を注ぎ込むよ。とにかくがむしゃらにやりたい。チームの助けになって、できる限り高いところを目指したい」。
子供の頃からの夢のクラブでゴールを決めた気分を聞かれると、「どんな気持ちだったかを表現するのは本当に難しいんだ。言えるのは、ただひたすら、最高の瞬間だったってことだけだ。これから先、一生の思い出だね。
これまで、外側だけからマンチェスター・ユナイテッドを見ていたけれど、世界で最もビッグなクラブのひとつであるこのクラブで実際にプレーして、その一員となってみると、またまったく別の印象をもった。
みんな本当によくしてくれるし、スタッフの仕事の仕方も素晴らしい。若い選手たちもものすごく一生懸命取り組んでいて、着実に成長してファーストチームに参加するようになっている。それにホスピタリティーは最高だね。すべてが100%万全な状態か、いつも確認してくれる。家にいる間でも、なにか困ったことはないか、必要なものはないか、気にかけてくれるんだ」。
「僕がこれまでいた場所とはまったく違う。これまで見たことのない世界だよ。だからときどき自分は夢を見ているんじゃないかって思うことがあるくらいだ!」
移籍期間が延長されたいま、イガロの夢は、まだまだ続く。そしてサポーターたちも、試合が再開して、イガロの熱いゴールが炸裂するのを、心待ちにしている。