オーレ「リーダーシップの形は変わった」
オーレ・グンナー・スールシャール監督は、フットボールチームにおけるリーダーシップの形は、ロイ・キーンとマンチェスター・ユナイテッドでプレーした現役の頃から変わったと見ている。
2-0でマンチェスター・シティーに敗れた試合後、キーンやブライアン・ロブソンのような力強い存在がいたら、難しい時間帯にチームにショックを与えられたかもしれない、という批判が起こった。
マンチェスター・ユナイテッドに所属した1993年から2005年までに7つのタイトル獲得に貢献したキーン本人も、ダービーを中継したSky Sportsの番組に出演した一人だった。
だが日曜のチェルシー戦前の会見で、オーレは、以前よりも幅広くなったフットボールという文化に対する考え方が、80年代や90年代とは異なると主張した。
「皆さんが知っての通り、世界は変わった。ロッボやロイ・キーンはいない。スティーヴ・ブルースも、ドレッシングルームにはもういない」
「昔とは異なる。今のチームにも、才能のある選手が揃っている。それに、リーダーシップのあり方も多様だ。彼らの形は、その内の一つだった」
「私はロイ・キーンとのプレーが好きだったよ。彼はファンタスティックなキャプテンだった。クラブの誰もが、もちろんロッボについても触れる」と語ったスールシャール監督は、1982年から引退した1994年まで、クラブ史上最長期間キャプテンを務めたレジェンドについて語った。
「しかし、我々は一人一人が異なる。社会も変われば、リードする形も異なる。私だって、サー・アレックスと同じやり方でチームをリードしない。ファン・ハールとも、モウリーニョのやり方とも異なる。私たちは、みんな異なるリーダーなんだ」
スールシャール監督がユナイテッドに加わった1996年当時は、エリック・カントナがキャプテンだった。1997年から2005年まではキーンが主将を務め、その後をガリー・ネヴィルが引き継ぎ、オーレが引退した2008年の翌々年である2010年までキャプテンを務めた。