ユナイテッド

監督がチェルシー戦を総括

土曜日 24 10月 2020 22:10

オーレ・グンナー・スールシャール監督は、0-0に終わったオールド・トラッフォードでのチェルシー戦後、複雑な心境に至った。

今シーズンのプレミアリーグで初めてホームで勝ち点を獲得できたこと、そしてフランク・ランパード監督のチームを相手に無失点に抑えられたのは事実にしても、スールシャール監督は、もしスタジアムに情熱的なユナイテッドファンがいたら、とも考えている。

試合後のインタビューで監督が語った主な内容は、以下の通り。

試合について
今週ヨーロッパで戦った2チームによる一戦だった。その影響が垣間見られた試合だったと思う。前半は決して素晴らしい内容ではなかった。後半に入ってからプッシュできた。もしストレトフォード・エンドがファンで埋まっていたら、チームの力になっただろうし、ボールもゴールラインを越えていたかもしれない。相手を押し込み、チャンスを作れていたのでね。チアゴ・シウバの素晴らしいブロックもあったし、(終盤には)キーパーの見事なセーブもあった。彼はマーカスのシュートを何度か防いでいた。守備が良く、大きなチャンスも何度か作れていた。少なくとも、勝利で追われていた可能性があったチャンスが2度はあった。

ホームファンが違いを生み出していた可能性も
スタジアムに観客がいて、ストレトフォード・エンドがファンで埋まっていたら、より相手にプレッシャーをかけられただろうし、追い詰められた。それがこの試合には欠けていた。ただ試合を見ているだけでは、まるで違う競技のように感じられる。ファンの存在がチームを助けてくれる。彼らがいないのは寂しい。全チームに共通して言えることだが、フットボールの醍醐味が不足している。鋭利な部分がなくなってしまった。ファンが戻るのを待ち望んでいる。

立ち上がり
パリでの勝利後のことを思い出してしまうもの。今日は、素晴らしいチームを相手に一丸となって戦えるかが大事だった。立ち上がりは良くなかったが、20分から25分以降はポゼッションを奪えたし、相手に大きなチャンスを作らせず、プレッシャーをかけられた。我々も大きなチャンスを作れたしね。

コントロール
試合をコントロールできていたように感じた。相手からプレッシャーをかけられた場面はなかったように思う。後半は相手にプレッシャーをかけることができたが、ゴールを決めるのに必要な詰めの部分が足りなかった。特にマーカスが絡んだ2度の決定機でね。ファンタスティックなセーブを2度も見せた相手のキーパーを称えたい。

チェルシーの3-4-3システムについて
全チームのやり方は異なる。3人のフォワードがいて、3人のセンターバックを並べる相手とはやりにくい。しかも相手は良いプレーをしていた。昨シーズンのFAカップで負けた相手だ。ただ今日の試合に関して言えば、我々の方が勝利に近かった。

カバーニのインパクト
ニアポストで良いランだ��たし、素晴らしいフリックだった。チアゴ・シウバにブロックされた場面も、ゴールになりそうだった。決まっていたら、彼にとって最高の瞬間になっただろう。

マグワイアvsアスピリクエタ
(ボックス内で相手に手をかければ)チャンスを生かしたいと思うもの。ハリーは手を相手にかけるべきではなかったかもしれない。手をかけず、ただヘディングでボールを弾き返せばよかった。

ファン・デ・ベーク
何も心配は要らない。彼は今後の試合で出場する。心配は要らない。誰を起用すべきかに関しては、起用すべきではないという話題よりもしやすい。

ポジティブなこと
クリーンシートにできたこと、相手にプレッシャーをかけられたこと、ホームでの負けを止められたこと。ただ、勝ちたい。もちろんホームで勝ちたい。しかし、今週のことを考えれば、良いプレーだった。この1週間で2勝1分を記録できた。

今後もローテーション
情け容赦がない状態が続く。ファンの立場に立って、誰が出場すべきか、プレーすべきではないかについて言うのは簡単だ。誰も舞台裏でのことを知らない。選手たちは疲れている。代表選に出場して、クラブに戻ってから3日間隔でプレーしている。PSG戦を終えて疲労も相当あった。それでも良いパフォーマンスができた。勝ち点3を取るべきだったのかもしれないが、できなかった。勝ち点1を獲得した結果を持って、進む。

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